用語解説

フォルクマン拘縮

ふぉるくまんこうしゅく
おもに30歳以下の若年者、とくに10歳以下の小児が上半身骨折などの外傷を受けたあと、動脈血流の障害と静脈性うっ血により内圧の上昇をきたし、最終的には筋肉が壊死して手指が硬く動かなくなったり、神経麻痺におちいること。とくに前腕骨骨折やひじから前腕の重度の圧挫損傷、また骨折治療のための圧迫包帯やギプス固定が原因となることもある。フォルクマン拘縮の予防のため、小児の外傷後には十分な観察が必要である。
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