用語解説

ヒ素中毒

ひそちゅうどく
ヒ素化合物は強い毒性を持ち、自殺や他殺によく使用される。致死量は0.1~0.2g、中毒量は0.005~0.5gだが、習慣性があり、耐性が生じて慢性中毒の原因となる。急性中毒の場合、悪心・嘔吐、腹痛などのほか、米のとぎ汁のような下痢を起こす。慢性中毒の場合は胃腸症状、白斑などの皮膚粘膜症状を起こし、進行とともに消耗状態に入る。ヒ素は毛髪に沈着するため、慢性中毒の診断には毛髪を調べることが有用。
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