用語解説

脳死

のうし
自発的な心臓の動きや呼吸などの、生きるうえで欠かせない機能をつかさどる脳幹を含めた、脳のすべての機能が停止し、回復が望めない状態。そのため人工呼吸器などの生命維持装置を使って、それらの機能を維持する必要がある。同様に意識がない植物状態との違いは、脳幹の機能が停止しておらず、自発的な体温調整や呼吸の機能が失われていない点である。わが国では1997年に臓器移植法が成立し、現在はその改定案が検討されている。
「脳死」についてもっと調べる