用語解説

尿素呼気試験

にょうそこきしけん
胃のヘリコバクター・ピロリ感染を診断する方法。ピロリ菌は胃の粘液中にある尿素からアンモニアを作りだし、自分の周りの酸を和らげて生きている。その結果、粘膜が障害され、胃酸の攻撃を受けやすくなって胃炎や消化性潰瘍を発症する。ピロリ菌は尿素をアンモニアと13CO2に分解するため、呼気の13CO2の量を測定することで間接的にピロリ菌の存在を診断する。最も精度の高い検査法として、除菌判定検査に推奨されている。
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