用語解説

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

なちゅらるきらーさいぼう
生体内に自然に存在する、殺傷能力の非常に高い細胞。体内を巡回し、がん細胞やウイルス感染細胞を検知すると、単独で破壊する。末梢血中のリンパ球に占める細胞数は、30代の健常者で10~15%。破壊能力は、15歳前後をピークに減退する。NK細胞の機能を利用したがんの「免疫療法」は、生体への負担が低く副作用の心配がないと注目されている。欠乏すると、がん、免疫不全症状、慢性疾患、感染症などにかかりやすい。
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