用語解説

腸重積症

ちょうじゅうせきしょう
連続している腸管の一部が内側に入り込み、腸管どうしが重なることで、腸閉塞や血液の遮断が起こる病気。腹痛、苺ジャムのような粘液性の血便、嘔吐などが主な症状で、乳幼児にみられることが多い。機嫌が良かったのが突然不機嫌になり、普段とは違う泣き方を5~10分ごとに繰り返すときは注意が必要。肛門から注入した空気の圧力で入り込んだ腸を押し戻す注腸法や、外科手術などの治療を、できるだけ早く受ける必要がある。ウイルスの感染や大腸ポリープなどによって引き起こされることはあるが、ほとんどの場合において原因は不明。
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