用語解説

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

じゅうしょうねっせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん(えすえふてぃーえす)
SFTSウイルスに感染して引き起こされる病気。SFTSウイルスを保有しているマダニに噛まれてから1~2週間ほど後に発症する。発熱や、吐き気、下痢、腹痛といった消化器症状が現れ、血液検査では血小板と白血球が低下する。重症化すると、命に関わることもある。有効な薬はないため、それぞれの症状を抑える薬などで治療する。ワクチンはないため、予防にはマダニの活動が活発な春から秋にかけて、草むらをはじめとしたマダニが多い場所に入るときは、長袖や長ズボンなどで肌を露出させないことが重要となる。略称は、英語のSevere Fever with Thrombocytopenia Syndromeの頭文字からとられた。
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