用語解説

血友病A

けつゆうびょうえー
血液を固めるタンパク質の一部である、血液凝固第VIII因子の低下や不足により、血液が固まりにくくなる病気。関節や筋肉などの体の内部での出血、外傷や抜歯に伴う出血などが、症状として現れる。多くは遺伝によるもので、男児に発症する。まれに年齢・性別に関わらず自己免疫疾患や白血病、分娩や薬剤の影響などにより、突発的に発症することもある。現在、根本的な治療はなく、出血が起こった時には、血液凝固第VIII因子を含む製剤を投与する治療が行われる。できる限り出血をしないよう外傷を避け、出血した際にはただちに患部を圧迫して、医療機関で治療する必要がある。
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