用語解説

仮性クループ

かせいくるーぷ
ウイルスや細菌の感染によって、声門下の粘膜が腫れたり、気道の分泌物が増えたりすることで、気道が狭くなる病気。幼児に多く、秋から冬に起きやすい。主な症状は発熱、犬が吠えるような特徴的な咳、声のかすれ、息を吸うときのゼーゼーという音など。夜間に発作や悪化が起きることがあり、呼吸困難や窒息に至ることもある。加湿と、ステロイド剤の吸入や抗生物質の投与などで治療が行われる。重症の場合は気道を確保する処置として、気管にチューブを挿入する気管内挿管や、気管切開などが行われることもある。急性声門下喉頭炎とも呼ばれる。
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