用語解説

胸部大動脈瘤

きょうぶだいどうみゃくりゅう
動脈硬化などにより、心臓から全身へ血液が送られる際の通り道となる胸部大動脈が拡張し、こぶができる病気。こぶができる位置によって、上行大動脈瘤、弓部大動脈瘤、下行大動脈瘤という3種に分けられる。初めは自覚症状はないが、進行すると胸や背中が痛む、呼吸困難になる、声がかすれるなどの症状が現れ、こぶが破裂するとショック状態に陥り、最悪の場合は死に至る可能性もある。こぶを切除し、人工血管に置き換える外科手術によって治療する。
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