用語解説

硬膜下血腫

こうまくかけっしゅ
頭蓋骨と脳の間にある3層の膜のうち、いちばん外側の硬膜と、真ん中のクモ膜との間に出血が起きて、血液の固まりができ、脳を圧迫する病気。急性と慢性があり、転倒などで頭を強く打って意識を失う急性のものは、最悪の場合、発症した直後または数時間のうちに死に至ることもある。慢性の場合は、頭を打って数週間がたってから元気がなくなる、頭が痛くなるなどの症状が現れる。また、シャント術(脳のまわりにある髄液の流れを良くする手術)の合併症としても起きることもある。治療方法として、血液の固まりを取り除く手術などがある。
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