用語解説

カルシトニン

かるしとにん
甲状腺から分泌されるホルモン。骨の構成成分であるリン酸とカルシウムの、骨への沈着を促進し、血液中のカルシウム濃度を低下させる。また、骨から血液中へのカルシウム溶出を抑制するため、高カルシウム血症や、骨粗しょう症の治療に用いられる。エストロゲンという女性ホルモンは、カルシトニンの分泌を促進している。閉経後の骨粗しょう症が問題となるのは、エストロゲンの減少に伴いカルシトニンの分泌も減少するためである。
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