用語解説

クエン酸

くえんさん
柑橘類などの酸っぱさの素になる成分で、体内に吸収されるとブドウ糖に変わる。ブドウ糖が細胞内で燃やされてエネルギーとなるときに生じる燃えカス(焦性ブドウ糖)は、筋肉に蓄積されると一部が疲労物質である乳酸に変化するが、クエン酸は焦性ブドウ糖を分解して乳酸の生成を抑えるはたらきをもっている。これによる、疲労に対する予防・回復効果のほか、体液を弱アルカリ性に保ち各種の病気を予防する効果、カルシウムや鉄などのミネラルを水に溶けやすくし、吸収率をアップする「キレート作用」などもある。
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