用語解説

ES細胞(胚性幹細胞)

いーえすさいぼう(はいせいかんさいぼう)
名前の由来はEmbryonic Stem cellの頭文字。受精卵が分割してできた胚盤胞(はいばんほう)の内部の細胞を、人工的に増殖して作られる細胞。あらゆる組織や臓器を形成する細胞になることができ、臓器移植などの再生医療や、原因不明の病気の治療法確立などにおいて期待されている。ただし、ヒトの受精卵を操作することに対する倫理的な面のほか、他人の受精卵から作る必要があるため、臓器移植の際に現れる拒絶反応などが、医療現場で実用化するうえでの問題とされている。
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