用語解説

アスピリン中毒

あすぴりんちゅうどく
アスピリンの血中濃度が高くなった場合に起こる中毒症状の総称。200~400μg/mLで錯乱、耳鳴り、聴覚消失、めまい、複視などの中枢神経症状、400~900μg/mLで発熱、けいれん、昏睡など重篤な症状が現れ、ショックや呼吸障害に至る。致死量は比較的高く、成人では10~30gだが、小児は成人にくらべてアスピリンに敏感で激しい急性症状が現れる。中毒の治療には高熱と脱水の解消につとめ、胃洗浄や血液透析を行う。
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