ぎっくり腰のような腰痛
ここ5年の間に13kgほど太ってしまいました。
そのせいでか、数年前に全く動けなくなるほどのぎっくり腰をしてしまい、そのときはトイレまで歩けないため入院する羽目になりましたが、それ以来、頻繁にぎっくり腰のようなクキっという感覚になり腰痛が続いています。
ひどいときは、椅子から立ち上がろうにも腰から下に力が入らず立つことができません。
またその際に”ドクンドクン”と脈打つような感覚の痛みがあります。
MRI検査をしてもヘルニアの気はありそうだがそんなにひどくないと言われ、健康診断では腎臓系が少し弱いと言われましたが、コレステロール値以外はほぼ正常です。
ただのぎっくり腰なのでしょうか。それとも内臓系の疾患も考えられるのでしょうか。
水中歩行やヨガなどが効果的
おそらく腰の病気であり、内臓系疾患を考えなくてはならないことはないと思います。
しかし13kgの体重増加は、いずれ糖尿病や脂質異常症などを起こす可能性はあると思います。
腰痛が長く持続しているため、腰椎ヘルニアとして手術が必要な状態である可能性もあり、まず他の総合病院の整形外科にも受診してみて治療法について意見を聞いたほうがよいと思います。
なお腰への負担は、寝た姿勢＜立った姿勢＜椅子やソファに座る＜あぐら、の順に強いので椅子に長時間座りっぱなしなどは避けるほうがよく、座りっぱなしのときには20分に1回程度立つなどするとよいでしょう。
以下に、よくある腰痛の対処法についてご案内します。
効果は個人差も大きいので少しずつ試してみて調子が良いようなら長めに行うとよいでしょう。
腰痛は痛み止めでも少しよくなりますが、大概温めることでも改善するので、熱めの風呂、使い捨てカイロで腰を温めるなどするとよいと思います。
また、体重が増えているため、ジョギングなどの運動をすると今度は膝まで痛めることが多いので、できれば水中歩行をしてみるとよいでしょう。
腰を痛めることの多いタクシーの運転手さんから、水中歩行で信じられないくらい改善したという話はよく聞きます。
他には、フィットネスを目的としたゲーム機器などを使って簡単なヨガをすることでも改善するという話を聞いたことがあります。
ご回答いただいた
古家英寿 先生
ドクター| ご専門 | 呼吸器内科、一般内科、免疫学、臨床薬理学 日本内科学会認定内科専門医、米国内科専門医会上級会員、日本臨床薬理学会指導医、医学博士 |
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| ご経歴 | 山口大学医学部卒業 熊本大学第一内科大学院卒業 |
| 先生からの一言 | 今度からこのサイトで皆さんの御相談にお答えすることになりました。医療に100％はありませんが、皆さんの御役にたてるようにがんばりたいと思います。 |
