おしえて先生

不安感・絶望感を改善したい

mm(#)・30~39歳女性 2010/09/06 投稿

子宮内膜症卵巣チョコレートのう胞でピル治療(デソゲストレル・エチニルエストラジオール)を始めたのですがその頃から毎日、中途覚醒と早朝覚醒、片頭痛、仕事の決断力低下、やる気の喪失やイライラに悩まされるようになりました。
ピルを飲むと悪心もあったので、眠れないことは副作用のせいで、やる気が出ないのは片頭痛がひどいせい、全てはピルになれるまでの辛抱だと思っていました。
中途覚醒や早朝覚醒は社会人になってから、何度かあったのでそこまで気にしていませんでしたし、気分が落ち込んだりする事はなかったので病院へも行っていませんでした。
その後、ピル服用10日程で、訳も分からず涙が止まらない状態になりました。家の中、電車の中、信号待ちをしている時、あらゆる所で何が悲しいのか涙が止まらくなったり、不安感・絶望感から涙が止まらなくなったりするようになりました。
数日後、朝から億劫でやる気が出なかったのですが、そんな情けない自分が許せなくて、涙と共に次第に手足や顔がしびれて硬直し、意識が朦朧となりました。
受診したところ、病院では「過換気症候群」と言われ、婦人科の医師と相談してピルの服用はやめて、数日様子を見ることになりました。
悪心はなくなったのですが不眠と頭痛は改善されず、涙・やる気の低下は相変わらずで、四六時中めまいがするようになりました。
また、イライラして会社で「キーボードを大きな音で叩く人」の音に、以前以上に耐えられないようになりました。
そこで精神科神経内科心療内科が専門のクリニックへ行きました。
カウンセリングがあったので家庭環境が多少複雑な事、中学生の頃に拒食症になり、その後過食症にもなったが繰り返しながら、現在は(偏食はあるが)体重の増減はほとんどなく落ち着いている事も伝えました。質問紙などもしました。
そこでは、病名については何もおっしゃってなかったのでわからず、「エチゾラム0.5g」を朝と寝る前に処方していただき、1週間様子を見ることになりました。
夜は以前よりも眠れる日が多くなり、めまいも徐々になくなってきました。
ですが、不安感・絶望感がひどく「自分が憎くく、生きている価値がなく思えて、近い将来自分が自殺をする」と感じ、苦しくて涙が止まらなくなったり、過呼吸になったりします。(特に夕方から夜そう思う事が多いです)
『自殺は絶対にいけない』と思っているのですが絶望を感じる時、自分で自分の気持ちが止められないです。
この考えや不安・絶望感を少しでも改善できる方法はないでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。

カウンセリングを続け、時間をかけて解決を

ピルを飲み始められてからの経過、大変でしたね。エチゾラム自律神経症状に効くので、めまいも軽快し、睡眠もとれるようになられたのだと思います。
ご質問の文面に複雑な家庭環境が元々あったとのことですが、小さい頃からご家族に無条件に自分を受け入れてもらい、安心して自分を出せるという経験をあまりされなかったのではないでしょうか?そのことが、摂食障害や今の「自分が憎い。生きている価値がない。」と思える事と結びついているように思います。
神経科に受診されてからまだ1週間程度しか経っていらっしゃらないとの事ですので、今の状態を先生にご相談されると抗うつ薬等が増えて、もっと楽になられると思います。
家庭環境から受けた影響については、カウンセリングを続けて時間をかけて解決していかれると良いと思います。

ご回答いただいた

半田(伊藤)容子 先生

ドクター
ご活躍の場所 八事クリニック 院長
ご専門 心療内科、精神科、医学博士、精神科専門医、精神保健指定医、日本精神分析学会認定精神療法医、認定産業医
ご経歴 名古屋大学医学部、名古屋大学大学院医学系研究科卒業
名古屋大学付属病院
愛知県立城山病院
生々会松蔭病院を経て
八事クリニックを開設
所属団体 日本精神神経学会、日本精神分析学会、日本うつ病学会、
日本精神病理・精神療法学会
先生からの一言 明るく穏やかな生活を奏でる為に、皆様のお役に立てたら幸いです。