声が出にくい
悩める壮年（#)・40～49歳男性
2008/02/18
投稿
気管支喘息とアレルギー性鼻炎で10年以上も悩み続けています。ここ1ヵ月ほど前からのどに何か引っかかる感じがして、声を出そうとしてもかすれ声になってしまい普通に声を出すことが出ません。おまけに鼻の奥が痛くひりひりして何事にも集中力を欠いてしまい、仕事にも影響が出ている状況です。かかりつけの耳鼻科では鼻炎で鼻がのどにたれるのでそのような状態になると言われ、鼻炎の強い薬を出されたのですが、一向によくなりません。それどころか日に日に声が出にくくなる気がします。どうすればいいのか、どのお医者さんに受診すれば見ていただけるのか、治療の糸口が見つからないで苦しんでいます。
大学病院など専門性の高い総合病院の耳鼻咽喉科を受診してください。
声がかれる症状を嗄声（させい）といいます。原因は、声を出す部分である声帯の異常、声帯の動きをつかさどる反回神経麻痺です。病気としては、アレルギー性鼻炎の影響の他に、声帯ポリープ、声帯癌などがあります。明確に原因を確認するには、ファイバースコープで声帯をみることができる耳鼻咽喉科を受診することだと思います。ファイバースコープ検査は比較的専門性を問われるので、大学病院など専門性の高い総合病院の耳鼻咽喉科を紹介してもらうのが望ましいと思います。治療法は、病気の内容によって様々ですが、何の病気であっても1日4回程度のうがいをすることと、しゃべりすぎないようにしたり、大声を出さないことで多少は改善すると思います。
ご回答いただいた
古家英寿 先生
ドクター| ご専門 | 呼吸器内科、一般内科、免疫学、臨床薬理学 日本内科学会認定内科専門医、米国内科専門医会上級会員、日本臨床薬理学会指導医、医学博士 |
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| ご経歴 | 山口大学医学部卒業 熊本大学第一内科大学院卒業 |
| 先生からの一言 | 今度からこのサイトで皆さんの御相談にお答えすることになりました。医療に100％はありませんが、皆さんの御役にたてるようにがんばりたいと思います。 |
