おしえて先生

消せないシミがある?

グルタミン(#)・40~49歳女性 2007/01/11 投稿

30代の半ば頃から左右の頬骨に対称的なシミができ、年々濃くなってきています。
私は避妊用ピルを服用しているのですが、ピルを飲むと頬に「肝斑」というシミができやすいと聞いたことがあり、もしかして私のシミも「肝斑」ではと気にしています。
というのも、最近友人が美容皮膚科クリニックでフォトフェイシャルを施術してもらい、シミやシワが薄くなってとてもキレイになったのですが、そこのドクターがフォトフェイシャルの説明をしたときに「肝斑のシミは、フォトフェイシャルをするとかえって濃くなる」と言ったそうです。これは本当でしょうか?だとすれば、肝斑を消す方法を知りたいのですが、どうすれば良いか教えてください。

肝斑の場合、フォトフェイシャルは避けるべきです

あなたの頬のシミは、おそらく肝斑ですね。ピルを服用している方に多くみられるシミです。
関心がおありのフォトフェイシャルは、シミの種類によっては薄くなる場合と逆に濃くなる場合もあり、注意が必要です。肝斑のような濃いシミの場合にはフォトフェイシャルは避けた方が良いとされています。
フォトフェイシャル以外の肝斑の治療としては、トランサミン含有クリームの塗布、トランサミンの内服、その他、ビタミンC、ハイチオールなどの抗酸化剤の内服と抗炎症効果があるグリチロン内服がいいです。
また、ハイドロキノンや、ビタミンCの皮膚塗付も有効です。皮膚科専門医で相談してみてください。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。