感染はこうして防ぐ!冬に流行するノロウイルス

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、風邪やインフルエンザと並んで冬に流行する病気。子供や高齢者は重症化しやすく注意が必要です。ノロウイルスの感染を防ぐためのポイントをここでチェックしましょう。

冬に流行する、ノロウイルスによる感染性胃腸炎

冬に流行する、ノロウイルスによる感染性胃腸炎

風邪やインフルエンザと同じく、主に冬に流行する病気で注意が必要なのが、ノロウイルスによる感染性胃腸炎です。症状は嘔吐や腹痛、下痢などで、特に子供や高齢者は重症化しやすく、最悪の場合は嘔吐物がのどに詰まって死に至ることもあります。

有効な抗ウイルス剤はなく、感染の予防が何よりも大切

ウイルス感染症の多くは、抗ウイルス剤による治療が行われますが、ノロウイルスに有効な抗ウイルス剤は存在しません。そのため発症した際の治療として、症状が治まる1〜2日の間、水分や栄養の補給に気をつけながら安静を保つことになります。脱水症状がみられる場合は、軽度であれば経口補水液の利用が、重度であれば病院での輸液などが必要となります。発症を防ぐには、感染の予防に努めることが何よりも重要と言えます。

予防のポイントは手洗いと消毒

ノロウイルスは、感染した人の便や嘔吐物から、人どうしの直接的な接触や、くしゃみや咳などのしぶきを通じて口に入り、感染します。感染を防ぐためには、次のポイントに気をつけましょう。なお、消毒に用いられる「次亜塩素酸ナトリウム」は、塩素系の消毒剤や、家庭用の漂白剤などに含まれています。パッケージに記載されている成分表などで確認し、使用上の注意をよく読んだうえで使いましょう。

ノロウイルスの感染を防ぐためのポイント

●食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗う

手を洗う際は、石けんやハンドソープをしっかりと泡立て、ブラシなどを使います。指輪をしている場合は外すのとともに、普段から爪を短く切っておくことも大切です。
温水による流水で十分にすすいだら、清潔なタオルやペーパータオルなどで拭きとりましょう。石けんやハンドソープにノロウイルスを失活化させる効果はありませんが、手や指の汚れを落とすことで、付着しているウイルスが落ちやすくなります。

●調理器具や食器などは清潔に保ち、熱湯で消毒する

包丁やまな板などの調理器具や、食器、ふきんなどは、使った後にすぐ洗剤で洗いましょう。次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)に浸すように拭くと、ノロウイルスを失活化できます。85度以上の熱湯で1分以上加熱することでも、消毒できます。

●便や嘔吐物は、感染が広がらないように気をつけて処理する

感染者の便や嘔吐物の中のノロウイルスは、時間が経って乾燥し、空中に舞ったものが口に入って感染することがあります。処理するときには、使い捨てのマスクや手袋、エプロンなどを身につけ、ウイルスが飛び散らないように、ペーパータオルなどで静かに拭き取ります。次に、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように床を拭き取り、水拭きをしましょう。
子供や高齢者のおむつや、拭き取りに使用したペーパータオルや手袋などは、ビニール袋に密閉して廃棄します。このとき可能であれば、ビニール袋に廃棄物が浸る量の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約1,000ppm)を入れて密閉しましょう。処理した後は、ウイルスが屋外に出て行くように、空気の流れに注意して換気することも重要となります。

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