肥満男子増加中!肥満予防・改善のためにやるべき5つのこと

あなたの健康管理は正しい?データを見ると「運動量が少ない」「食生活が偏っている」「ストレスが多い」という生活習慣がうかがえ、男性に肥満が増えている理由が分かります。肥満予防・改善のためにやるべきことをまとめました。

あなたの健康管理は間違っているかも!?

何か新しいことを始めたり、これまでの生活を一新したくなる季節、春がやってきました。そこで今回、ぜひ見直してもらいたいのが、健康管理の仕方です。会社の健康診断の結果が気になる人は特に見なおしてみましょう。なぜなら、「生活習慣病へまっしぐら」という不健康な生活を送っている人が多いことが、厚生労働省の調査で分かったからです。

2000年に同省が掲げた健康づくり計画「健康日本21」では、70項目にわたる2010年までの目標値を定めてあります。ところが、2005年5月までの調査でまとめた暫定値によると、目標に近づくどころか遠のいたものがたくさんありました。そのなかで、特に目立ったのが男性の肥満です。

同省が5年ごとに行っている「国民健康・栄養調査」によると、30〜69歳の男性肥満者の割合は10年間で増え続け、03年にはなんと3割を超えました。この年代の肥満者の目標値は15%以下です。一体何が原因で男性の肥満が増えているのでしょうか。

肥満者の割合

グラフ:肥満者の割合(男性)
グラフ:肥満者の割合(女性)
出典:厚生労働省「平成15年国民健康・栄養調査結果の概要」

データで分かる!男性の肥満が増える理由

運動量が少ない

働き盛りの男女は全体的に運動量が少ないようです。調査の「運動習慣のある者」の定義は、「1日30分以上の運動を週2日以上実施し、1年以上継続している者」。男性の目標値は39%です。しかし、男性の20〜59歳はいずれも20%台前半と、目標値の半分程度でしかありません。ちなみに働く女性の現役層と考えられる20〜49歳は10%台後半(目標値は35%)とさらに少なくなっています。
日常生活における歩数の目標値は9,200歩以上とされていますが、2000年の暫定値は8,202歩、03年は7,575歩とさらに下がっています。

食生活が偏っている

脂肪からのエネルギー摂取の割合が多い(目標値25%以下に対し、20〜39歳の男性は26.5%、同じく女性は28.9% *ただし、29歳までは食事摂取基準(2005年版)では目標量の20〜30%以下となっています)。
野菜摂取量が少ない(男性はどの年代でも目標値の350g以上に届かず。最も多い60代でも342.3g。20〜49歳では300gにも満たず、若い層ほど摂取量が少ない傾向にあります。ちなみに女性も同様の結果が出ています)。
そのほか、穀物や果物の摂取量も少ない傾向があります。

ストレスが多い

「健康日本21」では、ストレスを感じた人の割合が、49%以下になることを目標としています。これについても、全体で2000年の54.6%から62.2%に増加していました。

肥満予防・改善のために今日からできること

健康な生活を送るためには、適度な運動、睡眠、そしてバランスのとれた食事が不可欠です。しかし現実には、仕事や生活の忙しさや厳しさのなかで、実践が難しい状況に置かれている人もいるでしょう。そこで、栄養学に基づき、ちょっとした注意と心がけで実行できる健康法として、賢い食事の摂り方を提案します。長く付き合う自分自身の心と体の健康を守るため、無理なく少しずつ、できることからはじめましょう。

昼食は定食ものを選ぶ

手っ取り早いからと丼ものやラーメン、うどん・蕎麦、カレーライスといった単品料理を選んでいませんか?食事を午後からの活力の源とするには、たんぱく質や炭水化物に、野菜や海藻類といったビタミン・ミネラルを加えることが不可欠となります。ビタミンは体のさまざまな代謝を助け、栄養分の吸収を適切に保ちます。ミネラルには、たんぱく質や糖質と結びついて、体を構成する成分となるといったさまざまな役割があります。

スポーツ飲料や栄養ドリンクに頼り過ぎない

アミノ酸ドリンクやスポーツ飲料など、さまざまな栄養成分が吸収しやすいドリンク類が増えました。しかし、これらは飲みやすくするための糖分が非常に多くなっています。栄養補給目的で水の代わりに飲むうちに、糖分の摂り過ぎになる恐れが大きいと知っておきましょう。栄養ドリンクは、残業続きのときでも活力を与えてくれますが、そのパワー源はカフェインや朝鮮人参といった体に興奮を与える成分でもあります。しかも慣れてくると、効いた感じもなくなってしまいます。飲むのは、切羽詰った最低限の機会に抑えたほうがよいでしょう。

コンビニ食は控えめに

最近、季節メニューや新しい味を工夫して、魅力が高まったコンビニ弁当。しかし、これらは工場で作り一定時間作り置きしたものです。材料表示を見れば分かるが、腐らないようさまざまな食品添加物を加えてあります。どうしても必要な場合は、余分な成分を排出してくれる食物繊維が豊富な野菜や海藻類、免疫力アップにつながるビタミンCを含んだかんきつ類なども一緒に摂りましょう

和食中心の生活を心がける

日本人にとってのスローフード、和食。ご飯に味噌汁、焼き魚に旬の野菜のお浸し、ひじきの煮つけ、芋の煮っころがし…。対して馴染みのある洋食といえば、ハンバーグにたっぷりドレッシングの生野菜サラダ、コーンクリームスープ。高脂肪で野菜の少ない(生の野菜は、炒めたもの、煮たものほど量を摂れない)メニューに偏りがちです。もちろん洋食が悪いわけではありませんが、長年受け継いできた定番の組み合わせには、やはり栄養をバランスよく摂る知恵があるし、私たちの体や気候にもマッチしています。ということで和食の勝利。

ファーストフードはスローに食べる

ファーストフードはスローに食べる

手軽で便利なファーストフード。昔に比べて値段も安く、メニューも増えました。しかし、ファーストフードは噛む苦労なしに高脂肪、高エネルギーが摂れてしまいます。食べ物は、よく噛んで食べることで唾液が出て、虫歯や歯周病の原因となる細菌を殺してくれます。また脳のはたらきをよくし老化を防ぐことにつながります。一方で早食いは満腹感を得られないために、つい食べ過ぎる原因ともなるので、注意が必要です。

更新日:2006年4月24日

PR

PR