ストレスと上手に付き合おう

ストレスに対する適応能力の差が、心身への影響の差となって現れます。では、ストレスに対する適応能力が欠けやすいのはどのような人なのでしょうか。ストレスが溜まっていると感じたときのストレス解消法もご紹介します。

ストレスは千差万別

日常で経験するストレスは大別すると、外部的ストレッサーと内部的ストレッサーに分けることができる。

ストレスの種類

外部的ストレッサー

  • 物理的刺激 (天候、放射線、やけど、凍傷、けが、騒音、振動など)
  • 化学的刺激 (酸素の欠乏・過剰、薬害および有害物質など)

内部的ストレッサー

  • 心労的刺激 (対人関係、社会生活などの困難によって生ずる、情緒的・精神的刺激。怒り、あせり、不安、恐れ、憎しみ、緊張など)
  • 身労的刺激 (転勤、深夜残業、徹夜、不規則な食事など生体のリズムの乱れから生じるひずみ)

これらのひずみは、現代社会では避けることができないものばかり。実際、20歳以上の3,000人を対象に精神疲労やストレスの実感を調査したところ、全体の55%の人がストレス状態を感じているよう。

ただ、これだけの人がストレスを感じていても、ほとんどストレスを感じていない人もいる。同じストレスを受けても、ストレスと感じる人もいれば感じない人もいるのだ。
つまり、ストレスそのものが悪いわけではなく、ストレスに対する適応能力の差が、心身への影響の差となって現れるのだ、と言われている。

あなたの適応能力はさて、どう?

ストレスに負けない心をつくる

ストレスに対する適応能力が欠けやすい人は主に次のような性格に多いと言われている。

●まじめで几帳面な性格

ストレスに負けやすいタイプで最も多いのがこのタイプ。まじめで几帳面な人は、何事にも完璧を求めてしまい適当なところで妥協することがない。責任感や正義感は強いが、かえって精神的に緊張することが多く、ストレスを感じることも多い。

●内向的でおとなしい性格

このタイプは、いやなことはいやと言えず、自分の意志とは違う方向に事が進んでしまい、あとで後悔したり悩んだりしてしまう。その状態がだんだん蓄積してストレスが溜まる。

●頑固で厳しい性格

このタイプは、どんなことでも他人のミスが許せず、頭ごなしに否定してしまう。つねにカッカとすることが多く、その怒りがストレッサーとなってストレス状態を引き起こす。

●心配性な性格

つねになにか不安に思っていたり、取り越し苦労の多い人は、心の休まる暇がなく、その不安がストレッサーとなる。

自分の性格は簡単に変えられるものではない。が、ストレスは心身ともに悪影響を与えるもと。
急に性格を変えるのは難しくても、考え方を少し変えるなどして、心や体をストレスから癒すようにしよう。

ストレス解消法

さて、ストレスが溜まっていると感じたとき、どのように解消しているだろうか。
自分なりの趣味や解消法があればそれでいいのだが、解消法が見つからない人や、時間がなくてなかなかできない、なんて嘆いている人に、ちょっとした解消法をご紹介。

ストレス解消法

  • ●ゆっくり深呼吸
    簡単にできて時間もかからず安上がりな方法。しかもいつでもどこでもできるのがメリット。なのに、人は忙しくなると深呼吸すら忘れてしまうのだ。
    まず、息をお腹で吸い込む。お腹がぐっと膨らんだら、しばらく息を止めてフーッと吐き出す。次にゆっくり吸い込んだら、自然に吐き出す。これを繰り返すとリラックス効果が現れる。
  • ●大声で叫ぶ
    ストレスは、内側に溜めてしまうと溜まる一方。そこで、 口を大きく開け大声で叫んで みよう。心で思っているだけでは怒りは解けないが、声に出してみると意外とスッキリする。
    ただし、誰かがいるとびっくりされてしまうので、誰もいない所でするか、またはクッションなどを口に当てて怒鳴ってみよう。ついでにクッションを蹴るなり叩くなりするとさらに効果アリ。
  • ●大笑いする
    笑いには思わぬ健康効果がある。けれど、大笑いしたのはさて、いつのことだったかな?なんてことになってはいない?そこで、 定期的に大笑い してみよう。お笑い番組を見たり、落語を聞いたりするのもよし。友人と面白話をしあうのもよし。なんにも面白いものがなくて笑えないというのなら、とりあえず大声を出して笑ってみよう。だんだん、おかしくなってきて心から笑えるようになる。

更新日:2002年1月15日

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