必要なのは「持久力」!筋肉の仕組みを知ろう

筋肉はおもに3種類に分けられます。また、筋肉には速筋線維と遅筋線維と呼ばれる2種類があり、私たちは遅筋線維を鍛える必要があります。なぜなら、遅筋筋力は持久力をつけるための筋肉だからです。

筋肉は大きくわけて3種類

筋肉は、大きく分けて3種類ある。

  • ●平滑筋
    心臓以外の内臓を形づくっている筋肉。自分の意志で鍛えることはできない。
  • ●心筋
    心臓を作っている筋肉。平滑筋と同様に、自分の意志で鍛えることはできない。
  • ●骨格筋
    足や手、体を動かしている筋肉のこと。これは、鍛えることができる。

ここで問題なのは、鍛えることができる骨格筋。その仕組みがどうなっているのか、腕を動かしている筋肉でみてみよう。

上腕部の筋模式図(肘が曲がる原理) 上腕部の筋膜式図

骨格筋は、筋線維と呼ばれる筋の細胞が数千個集まった、筋束群である。その筋束は、筋膜に覆われている。この筋の収縮により、関節を支点とした動作が行われるのだ。 また、この筋線維は、収縮の特性で分類されている。

健康な生活に必要なのは「持久力」

実は、むやみやたらにトレーニングを行えばいいというものではない。テニスなど、なにか特別な競技をするためのトレーニングならともかく、たいていの人は日頃の運動不足を解消し、健康を維持するために必要なトレーニングを行うはず。

そのために必要なのは、「持久力」である。重いものを持ったり、階段を駆け上がったときに、すぐに疲れてしまうようではダメ。これを疲れなくするためには、「遅筋線維(赤筋線維)」を鍛える必要がある

ちなみに、速筋線維と遅筋線維の割合は、生まれつき決まっていて、トレーニングによってもかえることはできないと考えられている。が、ある程度まではトレーニングによって鍛えることができ、日常生活を送る上では、そのある程度で十分である。

持久力をつけるには?

では、どうすれば持久力をつけることができるのだろうか。

運動強度と活動する筋線維の関係 グラフ:運動強度と活動する筋線維の関係

運動負荷強度と速筋、遅筋の関係を見てみると、運動強度が40%程度のとき、遅筋線維が活動し、運動強度が75%以上になると、速筋線維の活動が始まる。
つまり、速筋線維を鍛えたいのなら、かなり強めの運動をする必要があり、遅筋を鍛えるのなら、それほど強い負荷の運動でなくてもよい、というわけだ。アメリカの研究によると、スプリント選手は全筋線維の76%が白筋線維(速筋)からできているのに対し、長距離選手では70%が赤筋線維(遅筋)からできているという。

結局、持久力を増すには、その筋肉を十分に活用するような運動をするのが一番!ということになる。

更新日:2001年7月9日

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