いまさらだけど知りたい「ビタミン」のこと!ビタミンQ&A

ビタミンは水に溶けるの?冷凍食品のビタミンは?一緒に摂ったほうがいいビタミンは?知っているようで知らない「ビタミン」のこと、Q&A形式でお答えします。

ビタミンは水に溶けるの?

●溶けるものと溶けないものがある。

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミン

ビタミンには水に溶けやすいもの(水溶性ビタミン)油に溶けやすいもの(脂溶性ビタミン)がある。
水溶性ビタミンは、ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、B12)とビタミンC、脂溶性ビタミンは、ビタミンA、D、E、Kの4種類。

水溶性ビタミンは、水に溶けやすいため、手早い調理が必要になる。例えば、ブロッコリーをゆでるとビタミンCは生のときの3分の1程度に減ってしまう。しかし、ゆでる時間が短いほど、その損失をおさえることができる。
一方、脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ると効果的に摂取できる。例えば、にんじんに含まれるビタミンA(カロチン)は、油で炒めたほうがより摂取できるというワケ。

ビタミンって体内で摂り溜めができるの?

●水溶性ビタミンはできないが、脂溶性ビタミンは蓄積されやすい。

体内にとりこまれたビタミン

水溶性ビタミンは必要な分だけ体内にとりこまれ、余分な分は尿の中に排出されてしまう(水に溶ける性質だから、尿にも溶ける)。そのため、毎日必要な量を摂ることが大切だ。
一方、脂溶性ビタミンは体内で蓄積が可能。そのため、前日に摂取して余った分を翌日に使うこともできる。だからといって、大量な摂取は過剰症を起こすこともあるので注意すること。

ビタミンは1日に必要所要量だけ摂ればいいの?

●1日の所要量の2〜3倍摂るのが効果的。

ビタミンはそれぞれ1日の所要量が決まっているが、これは健康を維持するために最低必要なビタミンの量のこと。とはいっても、ふつうに食事(偏りのないバランスのとれた食事)をしていれば、ほとんど不足する心配はないのでご安心を。

ただ、野菜を食べているから大丈夫、というわけでもない。例えば、鮮度が落ちればビタミンは減るし、太陽の光を浴びてじっくり育った青々とした野菜に比べて、促成栽培の野菜にはもともとビタミンが少ないともいわれている。
さらに、ビタミンは調理することによっても減ってしまうので、1日の所要量の2〜3倍を目安に摂るのが効果的だ。

冷凍食品にはビタミンが含まれている?

●意外と含まれている。

冷凍食品の野菜は、マイナス60℃以下で急冷するので、ほとんど損失なく含まれている。また、最初に蒸気をあてて固ゆでの状態にしてから冷凍されているものが多く、この過程でビタミンCなどは20%程度失われることもあるが、同時にビタミンCを破壊する酵素もはたらかなくなるため、それ以上は損失しないのだ。
しなびた生野菜よりは冷凍食品を食べてみては?

一緒に摂ったほうがいいビタミンってある?

●ビタミンA、C、Eは一緒に摂った方がいい。

ビタミンAは酸化されやすい性質をもっており、酸化されてしまうとビタミンAとしても効果をなくしてしまう。でも、ビタミンEと一緒に摂るとビタミンEの方がAよりも先に酸化してしまうため、ビタミンAは酸化されなくなる。ビタミンEは酸化されても、ビタミンCがもとに戻すはたらきがあるため、ビタミンA、C、Eを一緒に摂ると効果的なのだ。

また、ビタミンB2にもビタミンEの酸化をおさえるはたらきがあるため、ビタミンEを摂る時には、B2、Cと一緒に摂るようにするのがよい。

更新日:2001年4月16日

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