これぞ東洋医学のパワー!東洋医学の謎に迫る

人間の体にはツボが全部で365ヵ所あるといわれています。このツボをうまく刺激することで、たいていの症状は治せると考えられています。これこそが、東洋医学のパワー!東洋医学の基本や、その秘密に迫ります。

これぞ東洋医学のパワー!ツボでスッキリ

はじめに、次の2ヵ所のツボを試してみてください。1つめの百会(ひゃくえ)は眠気をとるツボ、2つめの合谷(ごうこく)は肩こりに効くツボです。

百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんで左右の耳たぶを結んだ線の中心。ここを、親指をカギ型に曲げた角で頭の芯に響くように押します。仕事中などに急に眠気が襲ってきたときはもちろん、頭がボーっとして冴えないときにもこのツボを押せば頭がスッキリしてきます。

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)

手の甲を上にして指を開き、そのままぐっとそらせ、親指と人差し指の付け根の骨と骨とが接する部分をさぐって、押さえたときに痛みを感じるくぼみが合谷というツボです。ここを反対の手の親指でよくもみほぐします。この合谷は、肩こりだけでなく頭痛、腹痛、下痢、便秘、二日酔いなど、幅広い症状に効きます。

どうでしょうか。スッキリしてきた感じはありませんか?
人間の体にはこうしたツボが全部で365ヵ所あるといわれています。このツボをうまく刺激することで、たいていの症状は治せると考えられています。この不思議なツボ・マジック、これこそ東洋医学のパワーです。

「科学の国」ドイツでも、東洋医学は大人気!

東洋医学とは、もともと中国の古代漢民族が病気の治療法として体系立てたものです。これが5世紀に日本に伝わり、その後日本的に改良を重ねられて今日のものになっています。東洋医学という言い方は、近代になって入ってきた西洋医学と区別するためにつけられたもので、漢方医学ともいいます。

この東洋医学に対する関心が世界中で広まっています。西洋医学が科学療法であるのに対して東洋医学は自然療法といえますが、科学の国のイメージが強いドイツでさえ、生薬やハーブに対する関心が非常に高まってきており、すでにドイツの医薬品の30%近くが天然薬物に由来するものだといいます。ドイツ人の90%が、病気になった時は自然療法を選びたいと答えたというアンケート結果もあるのだとか。

東洋医学の基本は「気」!

東洋医学の基本は「気」

東洋医学を理解する上ではずせないのが「気」の概念。そう、「元気」「無邪気」「気が重い」というときの「気」です。この気とは、私たちの体を流れているエネルギーのことで、生きていくためになくてはならないもの。これが病むと文字通り「病気」ということになります。
ところで、この「気」というエネルギーは、全身に充満しているわけではありません。ある決まった道を通って六臓六腑に通じています(この通り道のことを「経絡:けいらく」といい、全部で14本あります)。気がこの経絡を正常に流れているうちは健康でいられますが、どこかでとどこおると体調が崩れるというわけです。
そして、この経絡の要所要所にあって気の流れを調節しているのが「ツボ」となります。ツボを刺激して気がうまく流れるようにすれば、その経絡につながる機能が回復します。これがツボ療法の考え方です。

東洋医学の治療は「自然の生薬」と「ツボ」がポイント!

ではそうした考え方のもと、具体的にはどんな治療を行うのでしょうか。その治療法をまとめたのが次の表です。

湯液療法 漢方薬の煎剤などによる療法。一般に「漢方」というと、これを指すことが多いようです。
鍼灸療法 ツボを鍼(はり)や灸(きゅう)で刺激して、内臓およびそのほかの器官を調和させる方法です。
あん摩療法 ツボや経絡を、手でもんだり押したりすることで体を調和させる方法。西洋のマッサージ療法と似ていますが、ツボや経絡を重視するのが特徴です。このあん摩やマッサージの手法を取り入れつつ、日本で発達したツボ圧迫法を、一般に「指圧」といいます。
気功療法 呼吸法を中心に、ゆったりとした運動法を加え、体内の気を回らすことを目的としたものです。
薬膳療法 食事療法に漢方薬を加えたものです。
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