血糖を制する生活の知恵

血糖をコントロールするために毎日の生活の中でできることは?自分でできる血糖値検査、運動、食材、特定保健用食品まで幅広く紹介します。

自分でも測りやすくなった血糖値

血糖値は、食事によってはもちろん、1日のうちでも変動が大きいものです。日頃から定期的に測ってコントロールしていきましょう。最近では、手の中にすっぽり入るようなサイズで簡単にチェックできる家庭用の血糖測定器も市販されているので、血糖値が気になりはじめたら、一家に一台、備えるのもおすすめです。

ただし、手軽に測れるからといって神経質に毎日、朝昼晩とチェックする必要はありません。また、そのときどきの検査値に一喜一憂する必要もありません。ときどき空腹時と食後に測って、メモし、血糖値の変化を見てみましょう。つまり、血糖コントロールを進めていくうえでの参考にするのが、上手な活用法といえるでしょう。

そのほかにも、気軽に血液検査が受けられる郵送健診なども広まってきている昨今。こうしたサービスを利用して、定期的に健康チェックしていくのもおすすめです。

家に居ながら専門機関での検診が受けられる

財団法人 愛知診断技術振興財団 写真:財団法人
愛知診断技術振興財団

血液や尿の検査をはじめ、さまざまな検査ができます。コンビニやインターネットで申込みをすると、問診票と検査キットが送られてきます。それを返送すると、およそ7〜10日で結果が届きます。さらに、電話相談や専門医の紹介、食生活の指導などのアフターケアも行われています。

運動で血糖の流れを活性化する

運動による血糖コントロールの効果は2つあります。まずひとつは、運動によって筋肉に蓄えられたグリコーゲン(血糖が筋肉内に取り込まれたもの)とともに、血糖そのものも消費されること。これによって血糖値を下げることができます。
そしてもうひとつ。運動をすると、筋肉細胞に取り込む血糖の量が増えるのです。このため、インスリンにあまり頼ることなく、スムーズに血糖値を下げることができます。

手軽にはじめられる運動としておすすめなのは、やはりウォーキングです。体全体の約2/3の筋肉が集中している脚を使うために、運動効果があがります。もちろん適度なリズムと正しい歩行姿勢で歩くことが大切です。また、ひざや腰への負担を抑えたいなら、水中ウォーキングもおすすめでしょう。
ただし、すでに糖尿病と診断されている人や、血糖値が高いと医師から指摘されている人は、医師に相談してから実行してください。

食材で血糖をコントロールする

私たちがよく食べる食材の中にも、血糖をコントロールするはたらきがあるとされるものが多くあります。例えばタマネギ。糖尿病患者には、ミネラル不足の人が多いといわれますが、タマネギにはミネラル分が豊富に含まれ、インスリンの糖代謝作用をサポートするはたらきがあるといわれています。

また、納豆もおすすめの食品です。納豆に含まれるナットウキナーゼは、糖質を分解して血糖を下げるばかりでなく、血栓を溶かすはたらきまであるといわれています。

そのほかにも、さまざまな食材が、血糖を下げるはたらきがあるといわれています。ぜひ毎日の食生活に役立てたいものです。

血糖を下げる効果があるとされる食品

タマネギ、納豆、オクラ、ゴボウ、トウガン、ヤマイモ、コンニャク、サツマイモ、バナナ

特定保健用食品(トクホ)を利用する

特定保健用食品、略して「トクホ」とは、健康の維持・推進に役立つことが科学的に証明され、保健の効用を表示することを厚生労働大臣によって認可された食品です。あくまでも食品なので、薬のように劇的な効果は期待できませんが、その分、安心して摂りやすいのが特徴です。

血糖値が気になりはじめたら、運動や食生活を見直すなどに加え、こうした血糖値を調整する食品も上手に活用してみましょう。血糖を意識し、積極的にコントロールしようと心がけることで、血糖はきっと改善していくことができるはずです。

更新日:2004年2月23日

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