なぜ「太る」?現代人が肥満になるメカニズム。食事の仕方で手に入れる太らない体質

脂肪細胞であれ、血中脂肪であれ、体脂肪が増える原因は単純明解「摂取カロリーが消費カロリーをオーバーする」からです。誰もが分かっているのに脂肪がたまってしまうのは、なぜでしょうか?そこには、いくつかの理由があります。

肥満は悪?栄養不足でも生きるために人間に備わった優秀な生存メカニズム

人間の誕生から現代までを1日の尺度に置き換えてみると、今のように食べ物のあふれる時代に入ったのは、たった3秒前と言われています。それまでの時間は、常に飢餓との戦いでした。現代の私たちは、丸1日何も食べられないとフラフラする気がします。しかし歴史を振り返ると、長い間、獲物が捕れないことや、悪天候による不作が何度もありましたが、それでも人類は生き延びてきました。そもそも人間は、現代の私たちが思っている以上に少ない食料でも大丈夫なようにつくられている生物なのです。そして、少しでも多く食べたときは飢餓に備えて、エネルギーを脂肪として蓄えるのです。

肥満になりやすい日本人?ストレスには要注意

日本人が「食べ過ぎ・飲み過ぎ」ている大きな原因のひとつが、ストレスです。 実際、肥満になった人の多くは、ストレス解消のために食べる・飲むなどしていると言われています。1日のしめくくりにお酒がやめられない…という人もいますが、アルコールは食欲を増進させるので、食べ過ぎにつながります。
困ったことに、ストレスの原因が何なのか、本人にも分からないケースが多くあります。「会社の上司が嫌なヤツだ」という精神的ストレス以外に、身体的ストレスによる自律神経の乱れも、肥満に大きく関わっています。自律神経は、一定のリズムで1日を送ってこそ正常にはたらくもの。過剰に都市化した環境で、昼も夜も関係なく生活している日本人は、自律神経が乱れ、常に「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」の原因となるストレスにさらされています。

肥満解消のカギは、よく噛んで食べること

肥満解消のために大切なのが、よく噛んで食べること。満腹を感じるには、食事中に消化吸収が始まる必要があります。噛む刺激も満腹感を呼びますが、20〜30分かかります。早食いが太りやすいと言われるのは、よく噛まないので満腹感を得るまでに時間がかかり、食べ過ぎてしまうからです。ファーストフードなどは、すぐに食べられて便利な半面、よく噛まずに食べがちなので、注意しましょう。

満腹を感じるまで

▼よく噛んで食事
▼腸で消化吸収が始まる
▼血中に血糖とインスリンが増加
▼視床下部の満腹中枢が活発化
▼満腹感

肥満になりにくくするには、カロリーを朝や昼に摂ること

以下の通り、体のためには朝や昼にカロリーを摂った方が良いと言えます。

交感神経が優位 胃が活発に消化・吸収 エネルギーとして使われやすい
副交感神経が優位 腸の方で消化・吸収 塩分としてたまりやすい

三食のうち、夕食が一番豪華でたくさん食べるのは、日本を含む多くの国で共通の食習慣です。朝や昼に魚・肉を食べなくても、夕食にはメインとして食卓に必ずのっているのでは?なかには1日1食で、夕食だけまとめ食いという人もいます。もしかすると、この食文化・食習慣が、一番改善しにくい壁かもしれません。

更新日:2014年8月4日

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