コレステロールが高いと、がんにかかりやすい?

この答えはYES。コレステロールが高いと、がんにかかりやすいと言われていますが、コレステロールががんを引き起こすメカニズムについては、まだはっきりわかっていないことが多いようです。コレステロール値が高い人がかかりやすい病気をまとめました。

高コレステロールが引き起こすさまざまな病気

糖尿病

食事から摂った砂糖などは消化されてブドウ糖となり、体内に吸収されます。そして、血液中に溶けて血糖という形で全身に運ばれています。これを筋肉細胞などがエネルギーとして利用するためには、インスリンというホルモンが必要です。このインスリンの作用が低下したり、分泌量が少なくなるのが「糖尿病」です。血糖がうまく使われなくなり、血液中の量が増え、血管を傷めてしまいます。特に腎臓や眼など毛細血管が重要なはたらきをする器官に悪影響を与えます。
糖尿病を放置していると、LDL(悪玉コレステロール)が増え、HDL(善玉コレステロール)が減ってしまい、動脈硬化にかかる可能性が高くなります

脂肪肝

肝臓の肝細胞の中に脂肪が蓄積した状態です。長い間放置すると肝硬変などの危険な病気になることが多いようです。アルコールの飲み過ぎや糖尿病などが原因で起こることがあります。

胆石症

体内には、コレステロールが多くなると胆汁酸に作り変えて排出するはたらきがありますが、胆汁の通り道である胆道(胆のう、胆管など)に、コレステロールや胆汁成分などが固まって、石のようになってたまる病気です。突然、激しい上腹部痛にみまわれて発覚することが多いようです。しかし、ほとんど無症状で本人が気づかない場合も少なくありません

急性膵炎

膵臓で作られる膵液という消化液のはたらきが活発になり過ぎ、膵臓の組織が消化されて(溶けてしまう)起こる病気です。胆石症に続いて起こるケースが多いです。

がん

日本人の食生活が肉中心に変わって、大腸がん、膵がん、乳がんなどが増加しているため、コレステロールとがんとの関係が研究されています。胆石症同様、コレステロールを排出するために過剰に作られ、腸内に排出された胆汁酸が、腸内細菌の作用で発がん物質に変わるのではないかと考えられています。ただし、詳しいメカニズムについてはまだわかっていないことが多いようです。

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