傷ややけどが治る仕組み

応急手当がよくてもケアが悪ければ、治りが遅くなったり傷あとが残ったりすることもあります。ケガややけどは、どのように治っていくのでしょうか。また、きれいに治すために注意しなくてはならないことは?

最初の2〜3日は赤みや腫れなどが目立つ

第1期(炎症期) 第1期(炎症期)

傷を受けてから最初の2〜3日は、患部が赤く腫れて痛んだり、熱を持ったりします。これは、「炎症」 と言われる現象です。傷口が細菌などに感染するのを防ぐために起こる、体の防御反応となります。一方、傷口の周りの表皮細胞は盛んに分裂し、48時間以内に新しい表皮が形成されます。

■気を付けること
この時期は、患部を安静に保ち、冷やします。また、病院では細菌の感染を防ぐために、抗菌薬(飲み薬)が処方されることが多いようです。

傷は3日〜2週間で修復される

第2期(増殖期) 第2期(増殖期)

傷を受けてから3日くらいたつと、新しくできた表皮の下の部分の修復が始まります。血管の新生が行われ、傷の修復役である繊維芽細胞などが集って肉芽が形成されます。傷口を縫った場合、早い人なら4〜5日で抜糸が行われます。

■気を付けること
患部の安静を心がける。傷口を圧迫して固定する。

傷跡が消えるまでは1年くらいかかる

第3期(成熟期) 第3期(成熟期)

傷口がふさがると、肉芽は縮小し、繊維芽細胞から作られたコラーゲンを主体とした白い傷跡になります。目立たなくなるためには、約4ヵ月〜1年が必要となります。

更新日:1999年10月2日

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