ヒトは脳のために眠るのだ! |
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4人に1人が「寝られないから、カラダがいつも疲れてるんだ」と睡眠不足を感じている現代。(詳しくはこちら!「5人に1人が睡眠不足?」)
しかし実はカラダのための睡眠は全体の5分の1だけで、そのほとんどが脳のための睡眠なのだ。人間にとって大切なのは脳の睡眠。脳が十分休めていないと、ココロだけでなくカラダも十分「休めたなー!」という満足感が得られない。疲れているのは脳の方だったのだ。 下の図の通り、脳の進化した生物ほど、レム睡眠とノンレム睡眠の役割も進化し、うまく脳を休ませている。 (レム睡眠とノンレム睡眠についてはこちら!「金縛りは何故起きる?」) |
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ノンレム睡眠の役割 |
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高度に進化した大脳の疲労を回復させる。 大脳の発達が下等な生物では上図の通りノンレム睡眠がない。もしくはあってもヒトのように4段階にまで分かれてはいない。 つまりノンレム睡眠は進化の過程で、脳自身を休めるために作られたシステムである。昼間の大脳の膨大な情報処理への集中力は、夜の睡眠で支えられている。 また脳は筋肉に比べ、約10倍という大変な量のエネルギーを使う。そのエネルギーを節約するために、睡眠で脳を休ませるという説もある。 |
レム睡眠の役割 |
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大脳の休息・ノンレム睡眠に対し、カラダの休息と言われるレム睡眠。
しかし、レム睡眠も実は脳に大きな役割があると言われている。 昼間見たり・聞いたり・触れた事を、一時的な記憶ではなく、長期的な記憶に固定する。また、昼間の学習が多ければ、レム睡眠も増える事が確認されている。この世に登場したばかりで、覚える事がいっぱいの新生児は睡眠の約半分がレム睡眠である。 |
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