ダイオキシンを出さない生活を目指そう

我々の一見豊かな使い捨て生活が産み出した、ダイオキシン。汚染をこれ以上広げないためにはどうしたらいいのでしょうか。最後に、ダイオキシン対策について考えてみましょう。

身の回りにたくさんあるダイオキシンの素

ビニール長靴

日本列島を汚染しているダイオキシンのほとんどは、ゴミ焼却場から発生したものです。つまり、我々が捨てたゴミがもとになっています。
燃やす過程でダイオキシンをもっとも出しやすいのは、プラスチック製品の材料であるポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニデリン(以下塩ビ)です。では、塩素を使っていないプラスチックなら安全なのかというと、そうとも言えないようです。
例えば、発泡スチロールなどは塩素を含みませんが、燃える過程でほかのゴミから発生した塩素と結合してダイオキシンになりやすいのです。
次に紹介しているのは、塩ビ製品のほんの一例となります。軽い気持ちで使い捨てしているものが多いのではないでしょうか。我々ひとりひとりが気持ちを変えない限り、ダイオキシンは増え続けるのです。

  • ●文房具…消しゴム、ものさし、下敷き、シャーペン、ビニール製の筆入れ、ほとんどが塩ビ製品です。ノートなら大丈夫かと思いきや、紙を塩素漂白する過程でダイオキシン類が発生しているそうです。
  • ●キッチン…キッチンの塩ビ製品と言えば、一時ラップが問題になりましたが、塩ビを使わない製品が増えてきました。それよりも気になるのは、1食作るたびに5〜6枚は捨てている、食品のパッケージ(ビニール袋、卵パック、食品トレイなど)です。このほか、プラスチックコップ、ビニール手袋など。
  • ●お出かけ…ビニールレインコートやカッパ、ビニール長靴、ビニール傘。「雨降ったらコンビニで傘買えばいいや」というのはやめにしましょう。このほかビニールバッグやサンダル、合皮のくつなど。
  • ●薬品…ばんそうこうや、病院で処方される錠剤のパッケージ、氷枕のビニール部分など。
  • ●家庭用品…ビニールホース、トイレ掃除などで使うモップ、延長コードなど。
  • ●おもちゃ…ビニール製の人形、水遊びグッズ、トランプなど。
  • ●住宅…住宅建材としては壁紙を始め、塩ビ製品が多く使われています。
  • ●パッケージ…キッチン用品に限らず、歯ブラシのパッケージ、文房具のパッケージなど塩ビ製品が多いようです。

ダイオキシンを減らす生活を始めよう

ダイオキシンを減らすためにできることはいろいろあります。全部でなくてもいいので、できることから始めていきましょう。

ダイオキシンを減らす生活

ゴミになるものをできるだけ買わない。素材の表示を見てから購入する

買い物のときに中身はもちろんパッケージの素材まで確認します。ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニデリンなど、「塩化」とついているビニール製品は避けるようにします。
とはいえ、日本ではこれらの素材表示の義務がないため、表示してある製品の方が少ないのが現状です。行政やメーカーには、素材表示を義務化するよう求めましょう。

ゴミの分別、リサイクルに協力する。家庭でのゴミ焼却はやめる

ダイオキシン問題はゴミ処理の問題と切り離しては考えられません。たとえ、ダイオキシンが出ないゴミでも、ルール通り分別、リサイクルするようにしていきましょう。また、家庭用の小さい焼却炉などからもダイオキシンは発生します。

ゴミ処理&リサイクルの情報に敏感になる

ダイオキシンやゴミ処理に関する情報には常に一通り目を通すようにしましょう。
特に、自分が住んでいる自治体の広報誌などは要チェックです。身近なところのゴミ行政がどう進んでいるか把握しておきたいものです。

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