眼の病気について知ろう!

生活習慣と老化による各種の眼病についてご紹介します。糖尿病性網膜症は失明する原因の第一位です。眼病に良くない生活習慣の改善が大切となります。

正しい生活が眼を救う!

正しい生活が眼を救う!

近視や遠視ではなく、視力が落ちるような病気の原因はどこから来るのでしょうか?
眼病の原因は流行性や外傷でない限り、主に老化と生活習慣にあります。生活習慣なら改善の余地もあるかもしれませんが、「歳のせいじゃ、しょうがない」と思いがちです。しかし老化というのは、悪い生活習慣によるストレスが体にかかることで進んでいきます。
つまり老人性の眼病であっても、以下のような点に注意すると、発病を遅らせる・防ぐことができるようです。

原因 ポイント 眼病の例
眼の酷使 無理な眼の使いすぎは、すべての眼病の原因になります。すべての眼病、眼精疲労
紫外線 紫外線が細胞にあたると活性酸素が発生し、老化は進みやすくなります。-
糖尿病 高い血糖値が持続することで障害が起こりやすくなります。-
ストレス 体も眼も緊張し、疲労が蓄積します。ドライアイ
たばこ 煙が眼に入り障害が起こりやすくなります。体の老化も早めます。ドライアイ、すべての眼病
食生活 ビタミンA、B群、C、E、タンパク質の不足やバランスの悪い食事はよくありません。すべての眼病、鳥目

主に生活習慣によって起こりやすい眼病

糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせいもうまくしょう)

全国で500万人いると言われる糖尿病患者。現代において、最も失明の原因となっているのが糖尿病です。
カメラで言うフィルムの役割をする網膜は、まさに突き出た脳と言われるほど神経の集中しているところで、脳同様、血液にとても依存しています。従って、高い血糖値が持続すると障害が起こりやすくなります。初期段階では、血糖値のコントロールにより経緯を見ます。さらに進行した場合には、レーザー治療や手術となります。
糖尿病と診断されたら、たとえ自覚がなくとも、必ず眼の定期検診を受けること!早期発見・早期治療が失明しないための最大の手だてです。

中心性網膜症(ちゅうしんせいもうまくしょう)

カメラのフィルムのはたらきをする網膜の中でも、特に際立って感度が良いのは、黄斑部(おうはんぶ)と呼ばれる中心部です。その黄斑部の網膜下に血液成分が流れ込んでしまい、丸く腫れ、見え方にさまざまな障害が起こります
原因は不明ですが、過労、ストレス、睡眠不足などが引き金となり、40歳前後に出やすいようです。レーザー治療や、循環促進剤・血管強化剤などの薬物治療を施しますが、完全に治るには時間のかかる場合もあります。失明することはないようですが再発しやすいため、注意が必要です。

眼精疲労(がんせいひろう)

眼精疲労

眼精疲労の「せい」は精神の「精」。もはや単なる疲れ眼とは言えず、立派な病気です。頭痛、肩こり、吐き気など大きな苦痛が続きます。軽く考えずに、ぜひ眼科医に相談するべきでしょう。
そもそも眼は一般に考えられているほど疲れやすいものではなく、体調や「見る」環境に無理がなければ、長時間使っても大丈夫なように作られています。それが、どこかに無理が生じている場合、疲れがひどく深刻になります。しかも眼精疲労は、そのほかの病気の初期症状や、体の不調などとして現われる場合もあるので、正確な診断が必要です。

主に老化によって起こりやすい眼病

白内障(はくないしょう)

白内障とは、眼の中でレンズのはたらきをする水晶体が濁る病気。加齢にともなって起こるものがほとんどですが、糖尿病などの全身疾患、先天的にあるもの、外傷などが原因となる場合もあります。
白内障の治療は初期の場合、まず薬物治療をします。しかしこれは単に「遅らせる」ことができるだけで、もとに戻せるわけではありません。また、一度ひどく進んでしまった場合、薬のみで治療することは、ほとんど不可能です。従って、手術が必要となります。全体にかすんで見えたり視力が落ちますが、痛み・充血はありません。

緑内障(りょくないしょう)

緑内障

およそ35〜40人に1人は緑内障の可能性があり、40〜50歳代以降に発症する人が多いようです。
眼の玉というのは、ゼリー状の水がつまった風船のようなもので、絶えず中に水が注ぎ込まれては排出されています。しかし出口となる排水口(偶角ぐうかく)がつまることによって排出されにくくなり、眼球内の眼圧が上がるために起こるのが「緑内障」です。
原因は人によって異なり、ただ排水口が詰まっている場合、眼の中の炎症、外傷、悪性腫瘍、白内障、先天性の要因などが挙げられます。多くの病気の集まりが緑内障となって現われることも多いです。治療は眼圧降下剤などの薬物治療、レーザー治療、手術治療です。
視野障害や視力低下となり、ひどく進行してしまうと、まず回復不可能なので、早期発見・早期治療が肝心となります。老眼と思い込み、発見された時には手遅れというケースも多いようです。眼圧の上昇により、視力低下、充血、吐き気、頭痛などが起こります。

飛蚊症(ひぶんしょう)

水晶体(レンズ)の奥、いわゆる眼の玉の中の、水っぽいゼリー状のものが入っているところを「硝子体」と言います。通常ここはクリアーな視界のために、うまく透明に保たれているのですが、何かの原因により、そこに濁りが生じ、絶えず小さな虫や糸クズのようなものが飛んでいるかのように見えます。これを「飛蚊症」と言います。ゼリー状のものは加齢により、さらに水っぽくなってきます。すると眼の中のゼリー状の固さにバラつきが出ます。大抵は、そのために起こるケースが多いのですが、なかには眼底からの出血が硝子体の中に入り込んでいたり、網膜がはがれて濁りが生じているという恐ろしい場合もあるので、きちんとした診断を受けるようにしましょう。

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