1回の検査だけでは判断できない

尿たんぱくが増える原因

異常値には生体の病理・生理的変化が反映されてはいます。しかし、病気による変化なのかどうかは、精密検査をしてみなければ本当のところは分かりません。
最も身近な例として尿たんぱくについて考えてみます。正常範囲を超える尿たんぱくが認められた場合、すべてが病気というわけではありません。 原因には2つのケースが考えられます。腎臓や尿路系にたんぱくが漏れる要因がある、または病気が存在するかのどちらかです。

病気でなくともたんぱくは増加する

しかし、正常な尿にも微量のたんぱくは認められます。ちょっとした体調の変化によってその量が増加することもあり得ます。
また、起立性(体位性)たんぱく尿という状態もあります。起立時に尿たんぱくが増加するものです。体位の変換によって糸球体の内圧が上昇し、正常な場合以上の血清たんぱくが尿中に移行してしまうために起こると考えられています。これは必ずしも病気とはいえません。
少なくとも1回の検査だけでは正常か異常かは判断できないというわけです。

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