

放射能による汚染から子どもを守るためにできることは何か。今回は(1)放射能の一般的知識を学校で学ぶための副読本、(2)被ばくを少なくする方法を紹介したパンフレットをPDFで提供するサイトを紹介する。

放射能から身を守るため、子どもが多くの時間を過ごす学校ではどのような対策が行われているのだろう。学校での対策というと、放射性セシウムが蓄積しやすいグラウンドの表土の入れ替えや落ち葉の清掃など「除染」を想像する方が多いかもしれない。確かに除染はとても重要だ。しかし長期的にみたとき、子どもたちには「放射線や放射能、放射性物質について学び、自ら考え、判断する力を育むこと」も重要であると文部科学省は考えている。
そこで同省では、学校での学習を目的とした放射能の副読本の作成を行い「放射線等に関する副読本」としてWebサイトで公開している。小中高の児童・生徒用と教師用のものがPDFで公開されているので、該当する学齢のお子さんをお持ちの方はダウンロードして内容を確認されることをおすすめしたい。
この資材の特徴は、放射能の性質、放射線の応用範囲、測定方法、歴史から、身を守る方法まで、科学的で客観的に放射能を捉えられるようになることを重視しているところだ。家庭での話し合いも推奨する内容となっているので、お子さんと副読本を一緒に読んで話し合う時間を設けるよいだろう。
(放射線等に関する副読本作成委員会作成 「放射線について考えてみよう」より抜粋)
(2011/12/05)

全国で公表された多くの放射能測定の結果から、全国各地に放射性セシウムが拡散していることがわかってきた。局地的に放射線の数値が高いホットスポットと呼ばれる場所が点在していることも話題となっている。幼児・児童を抱える保護者の皆さんは、身近に放射能があることを前提に、お子さんの被ばくを最小限に抑えるためいろいろと情報収集されていることだろう。
そんな情報を求めている方におすすめしたいのが、福島県が作成する情報提供サイト「福島県放射能測定マップ」の「除染について」のページに掲載されている7種類のパンフレット(PDF)だ。大人向けの「手引き(PDF:1,804KB)」では地域の放射能を除染するための具体的な方法が解説されている。被災地域で用いられているパンフレットだけに実用性も高い。パンフレットは未就学・小中学生向けと保護者向けの4種類で、子ども向けにはイラストを用いた明るい誌面で過度な不安を与えることなく放射能対策が行えるように配慮されている。特に未就学児用は達成度がわかりやすい「スタンプ」を押す欄が設けられているなど工夫も凝らされているのでおすすめしたい。
こうしたパンフレットを活用して、お子さんが習慣として放射線対策ができるようご家族で話しをする場を設けてみてはいかがだろうか。
未就学の児童でも、基本的な対策である「家に入る前にほこりを払う」「手洗い、うがい」をしっかり行うことが自発的にできるように工夫されている。
(福島県 災害対策本部作成「未就学児童用パンフレット」より抜粋)
(2011/12/05)
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