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いつも以上に自分の体を大切に…
妊娠期に母親がかかりやすい病気

赤ちゃんだけではなく、母親の体も大切に

赤ちゃんを授かったことがわかると、色々と気を使いながら過ごすようになると思います。母親の体調不良が赤ちゃんにまで影響するかもしれないからです。
妊娠中は、ホルモンバランスが変化したり、子宮が大きくなることでまわりの臓器を圧迫したりと、母親が体調を崩しやすくなります。生まれてくる子供に影響するような病気に罹ったら大変です。

そこで、妊娠中にかかりやすい病気について、ご紹介します。

妊娠中にかかりやすい病気

静脈血栓症

静脈血栓症とは、血管内にできた血栓(血のかたまり)が、血管に突然つまってしまう病気です。この血栓が脳の動脈につまると脳梗塞、心臓の動脈につまると心筋梗塞を引き起こすなど、重大な症状につながることもあります。
子宮が大きくなってくると、骨盤のなかの臓器の圧迫と同時に、両足を行き来している血液の流れも悪くなってしまいます。
このような状況に、つわりによる脱水で血液がドロドロになる、切迫早産などによる長期間の安静生活などの要因が重なると、この病気の発症リスクも高まります。

これを予防するためには、軽くマッサージを行ったり、ウォーキングを行ったりすることや、弾性ソックスの着用、間欠的空気圧迫マッサージ器を使用することが効果的です。

急性妊娠脂肪肝

発生頻度は低いですが、母子ともに死亡する可能性もある病気です。
妊娠後期ごろに発生し、急速に肝臓の機能に障害がおこり、肝臓のなかに脂肪が蓄積し、重症化すると急性の腎不全、脳炎、腸管出血、凝固系以上なども出てきます。最初は症状が少なく、吐き気、嘔吐、食欲低下、倦怠感、頭痛など風邪の症状と似ていて、早期診断は難しいといわれます。

急性妊娠脂肪肝の検査には血液検査が行わなれます。血液検査だけでは、脂肪肝の確実な診断ができないため、エコー検査やCT検査などと照合して最終的な診断が下されます。治療には早期の娩出と集中治療を行うのが一般的です。緊急を要する場合には帝王切開が行われます。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

腎臓内の尿のたまる部分で細菌が繁殖し、腎臓にまで炎症が及んだものを腎盂腎炎(じんうじんえん)といいます。妊娠中の女性の体は、生理的な尿路の拡張などから、腎盂腎炎などの尿路感染症が発症しやすくなっています。
発症すると、背中や腰の痛み、38度以上の熱、激しい寒け・震えなどの症状が現れます。また、膀胱炎の症状も出てきます。重症化すると、細菌が腎臓から血流に乗って全身へ広がり、命に関わることもあります。

症状が現れた場合、尿検査・採血・超音波(エコー)検査などを行い診断します。抗生剤での治療が中心で、症状や原因によっても治療法は異なります。軽症の場合は、自宅治療も可能ですが、重症になると入院が必要になることもあります。

貧血

病気ではないですが、妊娠中に現れやすい症状の一つとして「貧血」が挙げられます。「妊娠したら貧血を起こすのはよくあること」とあまり気にとめない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、貧血は母親だけでなく、赤ちゃんにも影響を及ぼすことのある、決して見逃すことのできない症状です。
重度の貧血の場合は低体重出生児のリスクが高まりますし、妊娠後期に貧血の症状がある場合は、出産時に血圧が下がりやすく、出血量が増えて産後の回復にも悪影響を及ぼします。

このようにリスクの高まる貧血を防ぐには、食生活の見直し、場合によっては病院で診察を受け鉄剤を服用する、といった対処が必要となります。

妊娠中はいつも以上に自分の体を大切に

妊娠中は体調の変化が起こりやすい時期です。ここで紹介した病気以外にも、妊娠中に罹りやすくなる病気はいくつもあります。
ただの風邪だと自己判断せず、体調不良を感じたら、すぐにお医者さんに診てもらうようにしましょう。

更新日:2016年11月7日

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