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胃がんになったらどんな治療をする?
どれくらい生きられる?

胃がんが進行していないほど生存確率は高く、病期(ステージ)Ⅰであれば、97.3%の確率で治ります。早期発見のために、50歳以上の人は、2年に1回胃がん検診を受けることが勧められます。胃がんの治療法には、手術、腹腔鏡下胃切除、内視鏡治療、化学療法などがあります。これらの中から、がんの進行の度合いを表す病期(ステージ)や患者さんの状態などに応じて、最適な治療法が選ばれます。

病期(ステージ)Ⅰなら、97.3%の確率で治せる!

胃がんと聞くと、命にかかわる病気という印象を受ける人が多いかもしれません。しかし、初期である病期(ステージ)Ⅰの段階で治療をすれば、97.3%の確率で治る病気です。一方で、進行するにつれて生存率が段階的に下がっていくのも事実。早期発見のためには、50歳以上の人は、2年に1回胃がん検診を受けることが勧められます。

胃がんの病期別生存率

病期 症例数(件) 5年相対生存率(%)
11,50797.3
1,51565.7
1,89247.2
3,2557.3
全症例18,51473.1

出典:全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査 KapWeb(2016年2月集計)

胃がんの標準的な治療法は、外科手術による切除

胃がんは、進行の度合いを表す病期(ステージ)や患者さんの状態などに応じて、治療法が選ばれます。

ごく初期の段階や、手術ができない状況を除き、標準的な治療法としてまず選択されるのが、外科手術によるがんの切除です。がん細胞が、リンパ液の流れに乗って転移していく可能性を考慮して、リンパ節の郭清(かくせい:がんの周辺にあるリンパ節を取り除くこと)も行われます。どれくらいの範囲を切除するかを決める手がかりとなるのは、がんのある場所や進行度などです。がんを切除するとともに、食べ物の通り道を作り直す、消化管の再建手術も行われます。

手術よりも体にやさしい腹腔鏡下胃切除

通常の胃がんの手術は、腹部を切開してがんの切除を行います。それに対して腹腔鏡手術は、腹部にいくつかの小さな穴を開け、そこに細長い専用の器具やカメラを差し入れて、モニタの映像を見ながら手術を行う方法です。腹部を切開する必要がないため、通常の手術よりも体への負担が少なく、手術後の回復が早いことが期待されています。
その反面、通常の手術よりリンパ節郭清が難しく、消化管をつなぎ直す技術が十分に確立されていないことなどから、通常の手術より合併症の発生率がやや高くなる可能性があると言われています。また、通常の手術と比べて新しい治療法であるため、長期的な視点でみた場合、がんがどれぐらい治るのかがまだはっきりしていません。

初期の段階なら、内視鏡による切除が可能で手術いらず

がんが小さく、胃の粘膜だけにとどまりリンパ節への転移の可能性が低いときは、内視鏡による切除が可能です。手術よりも入院期間が短く、胃を大きく切除する必要がないため、体にかかる負担が比較的軽い治療法だと言えるでしょう。内視鏡治療の方法は、一つだけではありません。輪の形をしたワイヤーをがんにかけ、ワイヤーに高周波電流を流してがんを焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)や、電気メスでがんを徐々に剥ぎ取る内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などがあります。

化学療法で使われる抗がん剤は、種類も組み合わせもいろいろ

いわゆる抗がん剤治療です。主な目的として、手術後にがん細胞を取りきることや、手術をするのが難しい場合の、延命や症状の軽減などが挙げられます。抗がん剤には複数の種類があり、単独でも使われますが、組み合わせて使用されます。その組み合わせにも、いくつかのバリエーションがあります。効果や副作用の現れ方には個人差があり、副作用が現れたときには主治医の判断で抗がん剤の量を減らすことや、治療を休止することがあります。

どんな治療法が選択されるにせよ、胃がんはできるだけ早く発見することが大切です。そのために、ぜひ胃がん検診を受けましょう。

更新日:2016年10月24日

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