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在宅医療におけるがん疼痛治療についての現状

がんの在宅医療について

がんを治療する際に、病院や診療所に入院するだけではなく、在宅でも治療が受けられることをご存知でしょうか。

在宅医療は、専門の医師や看護師が定期的に自宅を訪問し治療を行う医療です。がんの在宅医療は、従来の病院に入院して行う治療とは異なり、ご自身が慣れ親しんできた自宅で過ごすことで、精神的にも穏やかに過ごすことができます。

がんの在宅医療を始めるにあたり心配なことの一つとして、がん疼痛治療があげられます。がん疼痛はがん末期だけに限らず、初期症状を始め、どの期間においても現れる可能性があります。

在宅医療の場合、がん疼痛治療は一体どのように行っているのでしょうか。在宅医療におけるがん疼痛治療についての現状をご紹介します。

在宅医療におけるがん疼痛治療

国立研究開発法人国立がん研究センターの統計によると、生涯でがんに罹患する確率は、男性62%、女性46%となっています(2011年データ)。それほど発症例の多いがんですが、在宅で療養される方は極めて少ないのが現状です。主な理由としては、介護に伴う家族への負担や病状が急変したときに対処できない、といったことが挙げられます。

また、がんの在宅医療において極めて重要な要素に疼痛治療が挙げられます。自宅での療養は、体の状態が安定していれば、決して難しいことではありません。在宅療養についての専門的な知識を持ったかかりつけ医や看護師、ホームヘルパーなどが協力して、療養のサポート体制を整えます。このように、さまざまな医療スタッフが連携することにより、自宅でも継続して疼痛治療を行うことができます。

在宅医療におけるがん疼痛治療薬とは

在宅医療におけるがん疼痛治療薬として、鎮痛薬や麻酔薬があります。現在、痛みの治療に多く用いられているWHO方式がん疼痛治療法は、最も効果的で安全な治療法と言われています。がんの痛みには強弱があり、痛み止めの効力もそれに合わせなくてはいけません。近年は、医療の進歩によって在宅でも使用しやすい麻酔薬が登場するようになりました。

強い痛みの場合は、モルヒネなどの医療用麻薬を使うことになります。医療用麻薬は、悪いイメージがある人がいると思いますが、医師の指示通り使用していれば、誤解されているような副作用は出ないことが認められています。麻酔薬・鎮痛薬の投与経路は、口から飲む、座薬として肛門から投与する、貼り薬、注射などの方法があります。注射以外の方法は、ご自身やご家族の助けを借りて行うことができます。医師が訪問診療する際に、薬の使用方法を教えてくれますので、安心して使用することができるでしょう。

がん疼痛とうまくつきあい、ご自宅で自分らしい過ごし方を

がんの在宅医療は、ご自宅で過ごすことで入院での治療よりも眠りやすくなることや、ご家族と過ごす時間が増え、気持ちが安らぐ機会が増えて精神的な負担が緩和されることがメリットです。薬以外にも、マッサージや鍼(はり)・灸(きゅう)を使用するなど、さまざまな疼痛ケア方法があります。

がん患者さんの痛みの表現方法は、表情に表れることや患部をさするなどの行動で見ることができます。ご家族の方は、そういったしぐさがないか気にかけてあげることや、患者さんとコミュニケーションを取ることなどで、痛みを理解することができるでしょう。

がんの在宅医療はがん疼痛とうまくつきあっていくことが大切です。痛みの「期間」「箇所」「程度」など、具体的な痛みの症状を患者さんと周りの方たちがしっかり共有できるようにしておきましょう。

更新日:2016年9月12日

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