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女性だけでなく、男性もなる?男性乳がんについて

乳がんとは?

乳がんは乳房内に発生するがんで、中高年の女性を中心に症状がみられる病気として知られています。

乳房には、小葉と呼ばれるミルクを作る組織と、乳管と呼ばれる乳頭までミルクを運ぶ管となる組織があります。ほとんどの乳がんは、乳管の壁から発生するといわれています。

乳がんは女性の病気というイメージがありますが、男性にも発生するケースがあります。男性の乳がんは症例が少なく、あまり知られていないのが現状です。

男性乳がんを引き起こしやすい年代と割合

男性乳がんは全乳がん症例の1%前後であり、発症年齢も女性より高齢であると報告されています。国立がん研究センターが出している「2015年の部位別予測罹患数」によると、乳がんの罹患数は、89,400人と予測されています。男性乳がんの割合を1%とすると、日本で一年間に新たに乳がんになる男性は、およそ894人ということになります。

また、男性乳がんの生存率は、女性乳がんの生存率とほぼ変わらないとされています。しかしながら、男性乳がんは女性乳がんに比べて認知度が低い病気であるため、発見が遅くなり病状が進行している恐れがあります。

男性乳がんのリスクを高める要因

男性の乳がんのリスクを高める要因としては、下記のような事項があげられます。

●放射線に曝されること

日常生活を送っているなかで私達が放射線を浴びる機会は、自然界から浴びるものやレントゲン撮影を行う際に浴びるくらいの少量のものです。しかし、職業柄、放射線を浴びる機会がある場合は、十分な注意が必要といえるでしょう。

●体内のエストロゲン量の増大

女性らしい体を作るホルモンのエストロゲンですが、実は男性からも微量に分泌されています。このエストロゲンの量が増えることにより、体の女性化が進むことがあります。これが男性乳がんの原因ではないかと言われています。肝硬変など体内のエストロゲン量の増大する疾患がある場合などは注意が必要です。

●遺伝的要素

女性近親者で乳がんにかかった方が何人かいる場合などがあげられます。乳がんを発症した人の5〜10%は、遺伝的に乳がんを発症しやすい体質であると言われています。ただ、ほとんどの人が生活習慣などの環境因子によって発症します。

男性乳がんの治療

男性乳がんの治療は女性の乳がんと同様に行われます。初期治療として、手術で体の中の悪い細胞を取り除きます。ほかの治療法を行うにしても、がん細胞の量を減らしておいた方が、治療の成功確率が高まります。男性乳がんはその発症部位が乳輪乳頭付近になるので、乳房切除術を選択することが多くなります。

最近では、薬物療法(化学療法、ホルモン療法)や放射線療法の技術が進歩しているため、手術と薬物療法、放射線療法を組み合わせて、総合的な治療で乳がんを根絶しようという考え方が一般的になっています。

手術後は、抗がん剤、ホルモン剤などを使って薬物療法が行われます。乳がんが骨・肺・肝臓などの遠隔臓器に転移した場合は、がんの進行を抑え、症状を和らげることで、より長くがんと共存するための治療を行います。

知識があれば女性の乳がんより早期発見しやすい男性乳がん

男性乳がんは、触るとわかるくらいのしこりができるのが特徴です。
男性乳房は女性乳房よりも小さいため、腫瘍(しゅよう)を手で触れて感じやすいとされています。 そのため、男性も乳がんになるという認識さえあれば、早期の段階で発見しやすいといえるでしょう。

このような知識にふれておくことで早期発見につながり、男性乳がんのリスクを回避することができます。

また、男性でもマンモグラフィーの受診を受けることができますので、おかしいなと思った場合は、乳腺外科のある病院で相談してみましょう。

更新日:2016年8月22日

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