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子供でもなる?子供がかかりやすいがん

予防が難しい子供のがん

子供のがん、特に15歳以下の小児期のがんを小児がんと呼んでいます。大人のがんに多いのは胃がんや肺がんなどですが、これらは小児がんには少なく、逆に子供は成人にはあまり見られないがんにかかることがあります。

そして、成人のがんが生活習慣の改善で予防できる部分があるのに対し、子供の場合はその要素がほとんどないことから、予防が困難なのも小児がんの特徴です。

血液のがん・白血病

国立がん研究センターにおける2014年の文書によれば、小児がんで最も多いのが白血病です。次いで脳腫瘍、そして、悪性リンパ腫となっています。白血病は血液のがんのひとつで、異常な血液細胞が無秩序に骨髄で増殖し、正常な血液細胞が減少します。

人間の血液細胞には赤血球、白血球、血小板がありますが、白血病になると、血液細胞の元となる芽球が赤血球、白血球、血小板に分化せず、骨髄に蓄積してしまいます。骨髄に異常な芽球である白血病細胞が増殖し続けると、正常な血液細胞が作られなくなってしまいます。

症状としては、あざ、血が止まらなくなる、骨痛、関節痛などが見られます。このような白血病には急性リンパ性白血病や急性骨髄性白血病などがありますが、いずれも治療は抗がん剤を使用した化学療法が主となります。

頭蓋骨内部にできるがんが脳腫瘍

子供のがん患者だけで考えると、白血病の次に多い脳腫瘍ですが、脳腫瘍とは文字通りの脳細胞にできるがんに加え、硬膜やクモ膜、血管、末梢神経など、頭蓋骨内部にできるがんのことをいいます。脳腫瘍の症状は、頻度が高い、または周期的に起こる頭痛、嘔吐。これらは朝に多い傾向があります。

また、夜中に強い背中と首の痛みが出ることもあります。そのほかには、眼球運動障害、視力障害、平衡感覚の異常、顔の片側の麻痺、嚥下困難、言語能力の衰えなどの症状があります。異常に水分を欲しがり尿が多いなどの症状もあるので、このような症状が見られた場合には、直ちに医師に相談するようにしましょう。

脳腫瘍にもさまざまな種類があり、治療のためには正確な診断が必要になります。検査では頭部のCT検査とMRI検査や病理検査が行われ、治療方法が選択されます。治療は腫瘍の種類、部位に合わせた外科手術、放射線治療、化学療法を複合的に行うことになります。小児期の脳腫瘍は、発育期の脳に重大な影響を及ぼします。脳腫瘍を治すための治療にも重大な影響を及ぼす可能性があるので、十分な配慮を持って向き合っていかなくてはいけません。

リンパ節の腫れで気づくことが多い悪性リンパ腫

悪性リンパ腫はリンパ組織から発生する血液のがんの一種です。リンパ組織とは体内で細菌やウイルスなどに備えている免疫機能を司っている組織のことで、リンパ組織は全身に分布しているため、内臓を含め、全身のどの部位からも発症する可能性があります。日本の小児がんの約1割を占めるといわれ、3歳以降に発症することが多い病気です。

悪性リンパ腫は、初期は自覚症状がなく、たまたま受けたレントゲンで発見されることも多いようです。首や脇の下、股の付け根などのリンパ節における腫れやしこりから気づくこともあります。また、全身の倦怠感、原因不明の発熱、多量の寝汗、体重減少なども気づくポイントになります。子供のちょっとした変化にも目を配るようにするなどして、早期発見することが大切です。

悪性リンパ腫が疑われる場合、触診、血液検査のほか、造影CT検査を行い、生体組織診断で病気の型、病気の進行度を判断します。そして、治療では抗がん薬などを用いた化学療法が中心で、リンパ腫のタイプにより放射線治療が行われることもあり、外科治療は行われないことがほとんどとなっています。小児悪性リンパ腫の大部分の病型で70〜90%の長期生存率が期待され、治る確率も高くなっています。ただし、大人と子供では治療反応などが異なるため、成人領域の情報をそのまま反映できないという特徴もあります。

小児がんに対する正しい知識を

小児がんの原因には遺伝的要因が原因のひとつとして疑われるものの、その特定は困難なことが多いようです。大人よりもその進行が速いこともあり、かつて小児がんには不治の病というイメージがつきまとっていました。

しかし、化学療法や放射線療法が大人よりも効果的であり、医療技術の進歩で治癒率は向上しています。小児がんにおいても、早期発見が生存率を高めます。正しい知識を持ち、子供の体調などで心配なことがあれば、医療機関で相談するようにしましょう。

更新日:2016年8月1日

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