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骨粗しょう症の治療方法には
どんなものがあるの?

気がつかないうちに骨折してしまうことも

近年、骨粗しょう症の人が増えています。骨粗しょう症になると、それまではなんともなかった転倒や咳、くしゃみなどでも骨が折れてしまう可能性があります。

また、自覚症状がない骨折の場合、背中や腰に痛みが出る、背中が曲がる、身長が低下するなどといった変化として症状が現れている場合もあります。

骨吸収を抑制し骨形成を促進する薬物療法

骨の丈夫さ、脆さを表す骨密度が低下することで骨粗しょう症となってしまいます。具体的には、骨密度の若年成人平均値の70%以下だと、骨粗しょう症だと診断されます。

骨折した場合には、外科的手術も行われますが、骨粗しょう症そのものの治療の方法は主に薬物療法になります。骨粗しょう症の薬物療法では、骨が壊される骨吸収の速度を遅くし、新しい骨組織が作られる骨形成の量を増やします。

女性に対しては女性ホルモン製剤も

具体的には、骨吸収を抑制する治療薬として、骨を壊す破骨細胞の活動を阻害するビスフォスフォネート、塩酸ラロキシフェン(SERM)、カルシトニン製剤が使用されます。そして、女性の場合女性ホルモンであるエストロゲンが減ると、骨が壊される速度が速くなるため、女性ホルモン製剤も使用されます。

また、新しい骨を増やすために、カルシウム製剤のほかに、カルシウムの吸収を促進する活性型ビタミンD3製剤、骨が作られる速度を上げるビタミンK2製剤が用いられます。そのほか、副甲状腺ホルモンであるテリパラチドは、重傷の骨粗しょう症患者にも使用され、これは患者自身による皮下注射を行う場合もあります。

生活習慣の改善も大切

そして、生活習慣と大きく関係がある骨粗しょう症の治療では、薬だけでなく、食事の内容も重要となります。牛乳や乳製品、小魚、大豆製品といったカルシウムが豊富な食品を摂取すると同時に、ビタミンDの補給にサケやウナギ、サンマ、シイタケなども積極的に摂ることが推奨されます。

また、ビタミンK摂取のために納豆、ホウレン草、ブロッコリーなどを食べることになります。加えて、骨密度を低下させる運動不足を解消するために、適度で日常的な運動も求められます。これらは、骨粗しょう症ではない人の予防目的としても推奨されています。

生活の質を低下させない

日本骨粗しょう症学会と日本骨代謝学会、骨粗しょう症財団が定めた「骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン2015年版」ではその予防と治療の目的を「骨折を予防し骨格の健康を保って、生活機能とQOLを維持すること」だとしています。QOLとは(Quality Of Life)の略で、生活の質、人生の質のことをいいます。

骨粗しょう症で、脊椎や大腿骨頚部を骨折してしまうと、歩けなくなり、寝たきりになってしまうなど、生活の質が大きく低下します。骨粗しょう症は、近年、警鐘が鳴らされているロコモティブ・シンドロームの主な原因の一つなのです。

現在、骨粗しょう症ではない人は、予防のためにカルシウムやビタミンDを積極的に摂取し、適度な運動を心がけて下さい。そして、自分の骨の健康に不安がある場合は、医療機関を受診して、検査、治療を受けて、QOLを低下させないように努めましょう。

更新日:2016年4月25日

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