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意外と複雑!単純ヘルペス脳炎の基礎知識

迅速な対応が大切!

「ヘルペス」というと、口の周りにできる「口唇ヘルペス」や、性器周辺にできる「性器ヘルペス」などが一般的に挙げられます。症状としては、患部の皮膚の湿疹や水ぶくれといったものがありますが、適切な治療を行えば1週間程度で治るものです。しかし、このヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスが引き起こす「単純ヘルペス脳炎」という病気は、重篤な症状を示すことがあり、注意が必要な病気です。日本では年間に約350人が発症するといわれていて、場合によっては高度後遺症を残したり、亡くなったりすることもある病気です。

単純ヘルペスウイルス1型、または2型の初期感染時、または再活性時に発生するもので、新生児ヘルペス脳炎と、小児期・成人のヘルペス脳炎ではその病態が異なります。以前はこの病気にかかると、6〜7割の患者さんが亡くなっていましたが、現在では抗ヘルペスウイルス薬が開発され、早期に治療ができるかどうかが重要なポイントとなっています。

この単純ヘルペス脳炎とはなにか?その原因や症状について、新生児期のものと、成人のものにわけてご紹介しましょう。

新生児期の単純ヘルペス脳炎について

新生児ヘルペス脳炎は、母親の性器ヘルペスから産道感染することが最も多いといわれています。

症状としては、発熱や哺乳力の低下、活気がないといったものがみられ、その後、痙攣、肝機能異常、呼吸障害、出血傾向が認められるようになります。治療には、一刻も早い抗ウイルス剤の投与が必要で、投与のタイミングが予後を大きく左右します。このため、ヘルペス脳炎が疑われた時点で(確定していなくても)、治療が開始されます。

抗ウイルス剤の開発により、以前と比べて致命率は減少しましたが、運動麻痺や知的障害、てんかんなどの後遺症をもたらす場合もあるため、治療後も医師による十分な経過観察が必要です。

成人の単純ヘルペス脳炎について

新生児や小児期のヘルペス脳炎がヘルペスウイルスへの初期感染に伴って発症することが多いのに対して、成人の場合はほとんどがウイルスの再活性化によるものです。

急性期の症状としては、発熱や頭痛、嘔吐、意識障害、痙攣、記憶障害、言語障害、人格変化、異常行動、脳神経症状など様々なものがあります。早期治療の重要性は新生児期の場合と同様で、中枢神経症状がみられた場合は、まずヘルペス脳炎を念頭に置いた診断、治療が必要とされています。

更新日:2016年3月7日

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