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地震などの自然災害によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?

大きな地震やそれに伴う火災、津波などは、身体のケガだけでなく、精神疾患を引き起こすきっかけにもなる。その代表的な精神疾患として、PTSDが挙げられる。

PTSDとは、生死にかかわるほど恐ろしいできごとの体験あるいは目撃が、トラウマと呼ばれる心の傷やストレスとなり、そのできごとが何度も思い出されて、恐怖におびえ続けるようになる病気のこと。常に緊張しているため眠れなくなる、イライラする、突然悲しみに襲われて情緒が不安定になるなどの症状がみられ、特に子どもの場合は成長にも影響を及ぼすと考えられている。

自然災害以外では、交通事故や暴力の被害、虐待などがきっかけとなることがある。

同じ地震を体験しても、発症のきっかけは人それぞれ

被災した状況が人それぞれ異なるように、PTSDになったきっかけも、その人が置かれた状況によって異なる。大きな地震の場合、主に次のように分類することができる。

地震におけるh3TSDの主なきっかけ

●地震が発生したときの体験・目撃

強い揺れの体感や、家がきしむ大きな音や爆発音、泣き叫ぶ声を聞いたこと、自宅が倒れたり、地震の後に発生した津波で流されたりする様子、火災の炎やケガを負った人などのショッキングな光景などが記憶に残り、トラウマとなる。

●避難した後の生活

避難所では、余震へのおびえや、家族の消息が確認できない不安、集団生活でプライバシーを十分に保てず落ち着かない状況などが、大きなストレスとなる。避難所から出ても、仮設住宅などの引っ越した先での慣れない生活もまたストレスとなる。

●被災による心情的な影響

家族を助けられなかったことや、自分だけが生き残ったことに対して自分を責める気持ち、家族や生活の基盤を失った喪失感、まわりの人からの同情などが心の傷となる。また、十分に援助をしてくれていないと感じられるまわりの人への怒りが、大きなストレスとなることもある。

…など

「自分はPTSDかもしれない…」と思ったら

PTSDを発症した人が回復するためには、つらい思いを自分だけで抱え込もうとせず、人に話を聞いてもらうことが大切となる。家族や友人など身近な人に話せない場合は、自治体や支援団体などが設けている電話相談窓口の利用が望ましい。避難所などでは、救護班の中にカウンセラーのスタッフがいることもある。
ほかの精神疾患である不安障害やうつ病を合併している可能性もあるので、精神科や心療内科で専門医に診てもらうのも良いだろう。

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