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「ひざが痛い!」……それは変形性膝関節症かも!

「ひざが痛い!」……それは変形性膝関節症かも!

年齢を重ねて中高年になると、階段の上り下りなどでひざの痛みを感じる人が増える。この多くが「変形性膝関節症」。立ったり座ったりという日常動作でひざに痛みを感じ、そのまま放置すると膝関節が変形して、歩きにくくなる病気だ。

ひざは、長い期間負担をかけられることで、関節軟骨や関節液中に含まれるヒアルロン酸が減少し、軟骨の弾力性がなくなったり、膝関節内のうるおいが少なくなったりしてしまう。その結果、軟骨がすり減って変形し、関節部分に炎症が起こって痛みを感じると考えられているのだ。
この病気は中高年、なかでも女性に起こりやすく、またO脚の人、足の筋力が低下している人、太っている人、スポーツやけがでひざに負担をかけた人にも起こりやすい傾向がある。心当たりのある人は、症状をチェックしてみよう。

変形性膝関節症は、どのように治療するの?

症状に心当たりがあれば、早めに整形外科を受診して検査を受けることが大事である。病気の進行は、エックス線検査によって、次の4段階に分けられている。

段階 状態 症状
1度 ほぼ健康 上下の関節軟骨が少しすり減っているものの、表面はまだなめらかな状態 自覚症状は、ほとんどない
2度 軽度 関節軟骨のすり減りや、けば立ちが目立ち、骨の間のすきまが狭くなる 動き始めるときに、痛みを感じる
3度 中等度 関節軟骨のすり減りが激しく、骨の一部がむき出しになっている ひざを完全に曲げられない
4度 重度 関節軟骨はほとんどなくなり、上下の骨がぶつかり合う 動かなくても痛みを感じる
歩きにくくなる

治療では、主に生活指導、理学療法、薬物療法という3つの「保存療法」が行われる。 まず、生活指導では、減量の指導や杖の使用によって、ひざに負担をかけない生活を促す。 また、理学療法では、ひざを伸ばす筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」の筋力を鍛える体操を指導する。たとえば、下のような体操だ。

理学療法の体操

そして、薬物療法だが、鎮痛・抗炎症薬の内服薬や外用薬の使用のほか、「ヒアルロン酸製剤」の注射がある。先に述べたように、変形性膝関節症は関節軟骨や関節液中に含まれるヒアルロン酸が減少することによって起こるが、この物質を膝関節内に注入することによってひざの痛みや動きを改善させ、病気の進行を抑制することができるのだ。この療法は、病気があまり進行していない中等度までの人に行うと、効果が期待できる。
こうした保存療法で改善されない場合には、手術療法が検討される。内視鏡を使ってすり減った軟骨などを切除する「関節鏡視下手術」、O脚になった膝関節を矯正する「高位脛骨骨切り術」、人工の膝関節に置き換える「人工膝関節置換術」が代表的な方法だ。

痛みを和らげる生活を心がけよう!

この病気の改善には、日常でもひざに負担をかけない生活を工夫することが大事になる。特に、次のようなポイントが有効になるので、ぜひ検討してみよう。

  • ●「和式」より「洋式」の生活を
    正座や布団の上げ下ろしなどでひざに負担のかかる「和式」の生活より、椅子やベッドなどを利用した「洋式」の生活に変える。
  • ●サポーターでひざを保温する
    ひざが冷えると痛みを感じやすくなるため、エアコンの効く夏場や冬の就寝時などにはサポーターを使用する。
  • ●室内に手すりをつける
    日常動作によるひざの負担を避けるためにも、階段や玄関、トイレなどへの手すりの設置を検討する。

こんな症状があったら、ほかの病気の可能性も…

ひざの痛みを主訴とする病気には、次のようなものがある。変形性膝関節症との違いをチェックしてみよう。

  • ●関節リウマチ
    免疫異常によって膝関節に炎症がおこり、関節が破壊される病気。両ひざに痛みを感じ、早朝は関節がこわばる。また、午後には発熱やだるさなどの全身症状も伴う。安静時にも痛み、動かすとさらに強く痛む。
  • ●痛風・偽痛風
    関節に尿酸の結晶がたまって炎症を起こす「痛風」。尿酸ではなく、ピロリン酸カルシウムの結晶が炎症を引き起こすのが「偽痛風」。突然、激痛に襲われ、特に夜間に激しい痛みを感じることが多い。痛風の場合は慢性化しやすく、痛みの発作を繰り返すことが多い。
  • ●化膿性関節炎
    関節内に細菌が感染して炎症が起こる病気。腫れや痛み、発熱などの症状が現れ、進行すると軟骨や周りの骨まで破壊される。

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