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メタボ以上に怖い!?CKD(慢性腎臓病)とは?

腎機能の低下が心疾患を招く

近年、CKD(慢性腎臓病)が注目されているのをご存じだろうか。
この病気は、3ヵ月以上に渡り、

  • ・腎臓病であることを示す所見がある(尿タンパク陽性など)
  • ・糸球体ろ過量が60mL/min未満で腎機能が低下した状態

が続くもの。腎機能が失われ、末期腎不全へと移行してしまうと透析療法が必要となる。腎機能低下の主な原因として、加齢と塩分の多い食事、喫煙などが挙げられるが、糖尿病、肥満や高血圧といった生活習慣病を合併していると、腎機能低下を加速させるので、注意が必要だ。なかでもよく知られているのが糖尿病で、その3大合併症のひとつである糖尿病性腎症は、透析導入の原疾患の第1位となっている。
※CKDはchronic kidney diseaseの略

CKD予備軍の推計

糸球体ろ過量
(mL/min/1.73m2
人数
(×1000人)
60以上 83,929 81.3
50〜59 15,080 14.6 18.7
40〜49 3,424 3.3
30〜39 559 0.5
15〜29 160 0.2
15未満 40 0.1

※透析導入患者は除く
(日本腎臓学会 CKD対策委員会疫学ワーキンググループ)

おさらい◎腎臓の機能とは?

腎臓は、横隔膜の真下に左右に一対ある臓器で、大きさは握りこぶし程度。その形からよく「そら豆」に例えられる。

体液量の維持 体内のナトリウム量に応じて、体液の質・量のバランスを取る
血液浸透圧の調整 血液と細胞とで行われている栄養分や老廃物のやりとりを調整
体内の酸性度の調整 血液を弱アルカリ性に保つ
老廃物の選別 体内の老廃物をろ過し、尿として排出
血圧の調整 腎臓がつくるホルモンによって血圧などを調整

なぜ慢性腎臓病(CKD)が注目されているのか

動脈硬化による心疾患や脳卒中、感染症などのリスクが高まる
※「CKD診療ガイド(日本腎臓学会編)」より引用

CKDが高い注目を集めるようになった背景として、動脈硬化による心疾患や脳卒中、感染症などのリスクが高まることが挙げられる。
心疾患を引き起こす原因として、メタボリック・シンドロームが知られているが、CKDもこれと同じ、あるいはそれ以上に心疾患のリスクを高めるということがわかってきたのだ。

また、末期腎不全に移行すれば、透析導入が必要なことは既出の通り。現在透析患者は全国に約27万人おり、新導入患者は年間約3万6000人にものぼっている(2007年12月 日本透析医学会)。右肩上がりの透析患者増に歯止めをかけることが、医療費抑制のためにも急務な課題となっているのだ。

治療が可能になったことも注目される理由

主治医や管理栄養士と相談

しかし、それだけではない。慢性腎臓病の治療が可能になってきたことも、この病気に注目が集まっている理由だ。

CKDの治療は、主治医や管理栄養士と相談しながら、塩分の少ない食事(1日6g未満)、タンパク質、水分、カリウムの摂取制限といった食事面の管理を行うことが基本となる。
さらに肥満の解消、禁煙など、生活習慣の改善を行いながら、高血圧や糖尿病といった原疾患の治療や腎臓機能を保護するための薬を服用していく。

ただし、CKDは初期の段階では自覚症状がないので、定期的に検査を受け、早期発見に努めたい。

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