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あなたの心と体を守る 職場におけるヘルスケア対策

時代変われば症状も変わる!?
職業病特定の職業に従事したり、職場環境によって罹りやすい病気は、「職業病」としてひとくくりにされることが多いが、その症状や病気にはさまざまなものがある。2005年に問題となったアスベストによる健康被害も職業病の代表的なもの。このときは中皮腫や肺がんなどの病気を患った多くの人が労災認定を受けた。一昔前までは、こうした労災認定に至るほどの職業病といえば、その9割が製造業や建設業で、作業中の事故がほとんどであった。

しかし、近年では、労働の質、環境の変化によって職業病にも変化がみられるようになってきた。ここ数年増えているのがIT化の急速な進展によるVDT(Visual Display Terminals)症候群や、デスクワークの増加による首、肩、腰の痛みなど。以前の職業病と比べて特別な疾患やケガではなく、一般的な症状、病気であることが特徴だ。

これって「職業病」?労災認定は受けられる?
病気や各症状の原因が仕事によるものであれば、労災認定を受けることで、医療費の給付を受けることができる。

労災保険給付内容
労災保険給付(<>内は通勤災害の給付) 概要
療養補償給付<療養給付> 療養の給付は治療を受けるときに本人や会社が申請を行う。療養費用の支給は、治療を受けた後に本人や会社が申請を行う
休業補償給付<休業給付> 療養のために働けず、賃金を受けないときに本人や会社が申請を行う
障害補償給付<障害給付> 障害が残ったとき本人や会社が申請を行う
傷病補償年金<傷病年金> 政府により支給が決定される
介護補償給付<介護給付> 介護が必要になったときに本人や会社が申請を行う
遺族補償給付<遺族給付>・葬祭料<葬祭給付> 労働者が死亡したときに遺族などが申請を行う

労災保険給付までの流れ
労災保険給付までの流れ

しかし、アスベストによる健康被害のような明らかなものに比べ、肩こり腰痛目の疲れといった症状は仕事のみが原因とは言い切れず、その証明が難しいという現状も。たとえば仕事中に、重い荷物を持ち上げて、突発的に腰痛が起きたような場合は認定されやすく、日々の疲労の蓄積による腰痛は認められにくいというのだ。だとすれば、つらい症状に悩む前に「予防」することが大切になる。

急増する「職場のうつ」への対応
また最近急激に増加しているのが、労働環境の変化による「職場のうつ」だ。実際に精神障害を理由に労災申請を行う人も年々増加している。とくに長時間労働など、仕事そのものの過酷さに加えて、人間関係が形成しにくくなっている環境が「職場うつ」を増やす原因だといわれている。それは、周囲の変化に気づきやすい小規模の事業所に比べて、大きな事業所ほどメンタルヘルス上の理由によって休業する労働者が多いことからも言えるだろう。
厚生労働省「精神障害等の労災補償状況」(平成17年度)
厚生労働省「労働安全衛生基本調査」(平成17年度)
こうした心の健康は、普段から上司や同僚、産業医に相談し、自分ひとりで溜め込まないことが大切だ。気にかかることがあるなら、早めにかかりつけ医やメンタルへルス外来などを設けている病院で相談しよう。医師と話すことで、自分でも気づかなかった心の病に気づいたり、気持ちが軽くなることもある。

職場では、何でもひとりで抱え込む「完璧主義者」になりすぎず、たまにはガス抜きをすることも必要だろう。そして、さまざまな人が、さまざまな役割を持つ職場だからこそ、日ごろからお互いの健康を気にかける、ほんの少しの配慮や声がけを心がけたい。

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