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心の元気を取り戻すフラワーレメディ

花のエネルギーが心を癒す

花のエネルギーが心を癒す

特別寒かった今年の冬もようやく終わり。街や公園、野山や河原などさまざまな場所で、春の花が咲く季節がやってきた。まだまだ寒い早春に、ふと甘い香りに誘われて見上げると梅の花。眺めているうちに顔がほころび、縮こまっていた体が柔らかくなる。満開の桜の下を歩いているうちに、華やいだ気分になって若返った気がする。そんな体験はないだろうか?

実は、それは気分的なものではない。それぞれの生きた花が持つ生命エネルギーから、元気になれる「気」をもらっているのだ。人間の心身に作用するそのエネルギーを研究し、健康に役立てようとする療法が「フラワーセラピー」である。東洋医学を応用したものなど、フラワーセラピーにはさまざまなものがあるが、今回は「フラワーレメディ」にスポットを当ててみよう。

フラワーレメディとは?

フラワーレメディは、20世紀の初め、イギリスの高名な医師、エドワード・バッチ博士が発見した治療法である。医学士、理学士、王立外科学院会員、王立内科学院免許所有者、ケンブリッジの公衆衛生学博士、そして細菌学者。さまざまな肩書きを持つ博士が、心と体の両方を癒す副作用のない薬を植物の世界に求め、マイナスの感情に作用する固有の植物を用いる療法として完成させたのが、フラワーレメディである。

フラワーレメディの役割は、ストレスなどによる感情のアンバランスな状態を整え、心の重荷を解放すること。不安や恐れ、怒りや悲しみ、憂うつといった気分や悩みは、長く続くと体力を消耗し、病気に対する抵抗力を弱める。フラワーレメディは、そういった心の症状を取り除き、回復を助けてくれる。また、肉体的な病気に至っていなくても、仕事や生活、恋愛などのストレスを抱えている人は少なくない。そんな人たちにもぜひ試してほしい療法だ。

イギリスでは家庭の常備薬的な存在として親しまれ、医療機関で使われることも少なくない。また、日本を含む世界数十カ国でも、医療機関から一般の人まで広く利用されている。ペットの治療薬としても用いられる。

チャレンジ!フラワーレメディ

フラワーレメディに使われるのは、イギリスを中心に自然に自生する38種類の樹木や草花。太陽光または煮沸によって花のエッセンスを天然水に抽出し、ブランデーを加えて作る。植物の化学成分を蒸留して抽出するアロマテラピーのエッセンシャルオイルとは異なり、花のみを材料に微細なエネルギーを取り込んだもの。希釈したりする必要はなく、そのまま服用したり肌に塗って使うことができる。
健康被害の報告はないので、赤ちゃんやお年寄り、妊娠中でも OK。依存性もないので、問題が解消したらすぐやめることができる。

■使い方
1回4滴、1日4回以上服用する。直接口にたらしてもいいし、飲み物や食べ物に混ぜてもいい。味も香りもないものなので、何に混ぜても大丈夫。効果が現れるまでは、2〜3週間くらいが目安。

フラワーレメディの例

ハニーサックル(すいかずら)

ハニーサックル(すいかずら)
過去に生きている状態の人に。故郷や、楽しかった学生時代、別れた恋人などの思い出に浸って、前に進むことができない人に、一歩前に踏み出す勇気を与えてくれる。

→ハニーサックルは、イギリスでは生垣などで見られる多年生植物で、ツルのような茎を伸ばし、生命力に溢れた赤い花を咲かせる。

オリーブ

オリーブ
長い間病気を患ったり、逆境に苦しんできたり、心身ともにかなり疲労した状態の人に。エネルギーを消耗しているため、日々の生活がつらいと感じられてしまう。忙しくオフを楽しむ精神的余裕があまりない人にも有効。

→地中海の明るい太陽のもと、たくさんの実を実らせるオリーブは、明るさや元気を失わない力を与えてくれる。

チコリー

チコリー
他人を批判し過ぎたり、子どもや友人、パートナーなどに対し、過剰に気遣い過ぎるといった人に。慈悲や献身の愛が外に出るのを妨げられ、内に向かうと、愛情が所有欲に傾いて自己中心的になってしまうことがある。

→葉がサラダなどに使われるチコリーの花は、気高い理想を表す純粋な青色をしている。

オーク(西洋かし)

オーク(西洋かし)
あらゆる困難に対して、決して希望を捨てない忍耐強さがある大黒柱タイプの人に。しかし、病気や体調不良が仕事のさまたげになると、失望して自分に不満を感じ、他人に疲労や病気を隠すこともある。

→オークは頑丈で巨大な木。多くの昆虫や動物、植物を養う力がある。

ウォルナット(西洋くるみ)

ウォルナット(西洋くるみ)
人生に明確な理想と野心を持っている人に。しかし、熱心で強い支配的な人に影響されたり、家族のきずなや過去のつながりに引っ張られ、わき道にそれてしまうことがある。人生において大きな一歩を踏み出したり、古い慣習を打ち破ろうとするときに。

→ウォルナットの実は、人間の脳のように白く柔らかく、堅い殻に守られている。

自分に合ったフラワーレメディの選び方

一部のデパートやハーブ関連の店、鍼灸院や薬局、インターネット通販などで購入できる。
自分が必要としているのはどのレメディか、専門家のカウンセリングを受けながら選ぶこともできるし、花の写真を見せてもらい、直感で選ぶなどの方法がある。迷ったら何種類か併用してもよい。

●注意!

  • ・フラワーレメディは、日本では法律で食品と分類されており、医療行為とは別。何らかの治療を受けている人は、そちらもぜひ続けること。薬との併用に問題はないが、医師にはひとこと告げておくと良い。
  • ・原液を購入した場合は、買ったお店などで使用法を確認し、薄めて使用すること。
  • ・フラワーレメディは、精神にはたらきかけて状態を改善していくもの。効果の現れ方には個人差がある。長い間問題を抱えていた場合は、時間がかかることがある。また、効果の前触れとして、いったん症状がひどくなる場合もある。

更新日:2006年3月20日

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