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可愛がるだけじゃダメ!?ペットからうつる病気

私たち人間に癒しを与えてくれるペットは、もはや欠かせない存在です。ペットのための服、同伴で食事ができるレストランなども増えています。その一方でひそかに広がっているのが、ペットからうつる感染症です。

ペットからの感染症 広がっているのはなぜ?

ペット

いったいなぜ、ペットからの感染症は広がりつつあるのでしょうか?第一の理由は、人間とペットの距離が急激に縮まっていることです。第二の理由は、海外からの輸入動物が多くなっていることが挙げられます。ヘビやカメ、サルなどが続々と国内に持ち込まれるようになりました。ですが、海外の動物たちは、私たちにとって未知の菌を保有している可能性も高いといえます。ペットはあくまで動物。したがって、伝染性の菌を保有している可能性はゼロではありません。

イヌイヌ

狂犬病

発症すると、ほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。日本では、昭和32年まで流行していました。感染したイヌに咬まれると、唾液中のウイルスが傷口から侵入します。その後、神経を冒し、脳へと移動します。うつ症状や興奮、麻痺などがあらわれ、最後は死に至ります。日本では撲滅されたからといって、安心はできません。輸入動物が感染している可能性もあるからです。万が一咬まれた場合は消毒薬や石鹸で洗浄すると、ウィルスが死滅しやすいようです。
■予防法:ペットのワクチン接種は必ず行いましょう。特に輸入された動物の場合は不可欠です。

エキノコックス症

千島列島から流氷に乗って移動してきたキタキツネが感染源の病気です。北海道の地方病として扱われていましたが、転勤や引越しで、全国的な広がりが懸念されるようになりました。エキノコックスは寄生虫の仲間で、イヌはエキノコックスが感染しているネズミを食べたときに感染します。エキノコックスに感染したキツネやイヌの糞便から排出された虫の卵が、人間の口にはいると感染してしまいます。感染すれば、幼虫が肝臓に入り込み肝臓を侵食して増殖します。腹痛や黄疸症状があらわれ、肝不全を起こします。キタキツネからイヌ(特に野犬)への感染、そしてイヌからヒトへの感染もおそれられています。
■予防法:イヌがネズミを食べたりしないように注意します。北海道でキタキツネや野犬と接触しないようにすること。沢の生水なども飲まないようにします。

パスツレラ症

ネコ以外にも、イヌやウサギから伝染する病気です。ネコではなんとほぼ100%、イヌは約70%がこの菌を保有しています。
感染経路はふたつ。咬まれたり、ひっかかれたりする場合と、空気中の菌を吸って伝染する場合とがあります。傷ができた場合は、傷口がひどく痛み、赤く腫れたりします。気管支炎などの持病がある人は、菌を吸い込むことで、慢性の呼吸器感染症となることもあるようです。特にお年寄りや、糖尿病患者など抵抗力の弱い人は、感染しやすいので注意が必要です。
■予防法:病気療養中の人は、ペットと過度なスキンシップを避け、咬んだりひっかいたりしないようにしつけます。また、部屋の空気を清潔に保つようにしましょう。

ネコネコ

Q熱

口移しをするなど過剰な接触をしない

「体がだるい」「ヤル気が起きない」――まるでうつ病のような症状ですが、これがこの病気の特徴です。長期にわたる疲労感、不定愁訴、発熱などが見られます。近年では、「慢性疲労症候群」との関わりも指摘されるようになりましたが、原因は、ネコとの過剰な接触です。口移しで食べ物を与えたり、キスしたりすると感染する可能性があります。
■予防法:口移しをするなど過剰な接触をせず、触れたら必ず手を洗いましょう。

ネコひっかき病

ネコにひっかかれたり、咬まれたりすると感染します。また、ノミからうつされることもあります。症状はリンパ節のはれ、発熱、ズキズキとした痛みです。保菌しているネコにはほとんど症状がないので、注意が必要です。感染しやすいのは子供で、発症者の半数が15歳以下となっています。また、発生しやすいのは7〜12月頃といわれています。
■予防法:ネコに触れたら必ず手洗い、消毒をおこないます。ノミの駆除もしておくとよいでしょう。

プレーリードッグ・ハムスタープレーリードッグ・ハムスター

野兎病(やとびょう)

本来は野ウサギや野ネズミなど野生のげっ歯類の病気です。生物テロに利用される可能性があるとして、世界中が警戒している菌です。感染した動物に触れたり、汚染した糞便が塵となったものを吸いこんだり、菌を持ったダニに触れたりするとうつります。症状は突然あらわれます。高熱、頭痛、全身の痛み、鼻水、咳、胸痛などです。放っておくと肺炎や敗血症、髄膜炎を起こすこともあります。戦後は毎年のように多数の発症者があらわれましたが、その後ほとんど感染する人はいなくなりました。ところが最近、米国のプレーリードッグの間で流行が起こりました。日本にも多く輸入されている動物だけに、油断できない病気です。
■予防法:ペットのダニは素手で潰さないようにします。ペットが死んだら体に触れないようにします。

小鳥小鳥

オウム病

オウムやセキセイインコなどから感染します。菌は糞便に排泄され、それが乾燥して空中に舞うと、人間が吸いこんで感染してしまうことが多いようです。発症すると発熱、咳、肺炎、筋肉痛などインフルエンザに似た症状が起こります。もしも似たような兆候が見られ、なおかつ飼っている鳥が、羽毛を逆立てていたり、下痢していたら、オウム病の可能性は大です。インフルエンザ治療薬は効かないので、必ず医師にそのことを告げましょう。
■予防法:口移しでエサをやらないようにします。また、トリに触ったら必ず手を洗います。鳥カゴはいつも清潔にするように心がけましょう。

カメ・ヘビ・ワニカメ・ヘビ・ワニ

サルモネラ症

病原性大腸菌症、腸炎ビブリオと並ぶ、3大食中毒です。ハ虫類のほか、ウシ、ブタ、ニワトリ、イヌ、ネコもサルモネラ菌を持っています。特に小さなミドリガメは保菌していても、外見上は何も変化が見られないので、要注意です。感染すると、8〜48時間で発症します。腹痛、下痢、発熱、血便が起こります。免疫力のない病人やお年寄り、子どもの場合は死亡することもあります
■予防法:ペットを触ったあとは、よく手を洗います。また、家族に幼児がいる場合は、カメなどのハ虫類を飼わないほうがいいかもしれません。

更新日:2005年10月3日

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