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"そわそわ"もひとつの病気〜注意欠陥多動性障害 ADHD

“そわそわ”も度が過ぎると・・・
「そわそわ」「うろちょろ」子どもがいろいろなものに好奇心を持ったり、元気に走り回ったりするのはあたりまえ。でも、「そわそわ」「うろちょろ」も度が過ぎると、勉強や集団生活に支障をきたしてしまう。
「ADHD(注意欠陥多動性障害)」は、知能に問題がないにもかかわらず、起こってしまう「適応の障害」だ

傾向が目立ち始めるのは、保育園や幼稚園などに入る3〜4歳頃。とくに男の子に多いとされている。
また最近、「家事や仕事をきちんとできない」「片付けられない」といった、大人のADHDの問題も注目を浴びるようになっている。

子どものADHD、チェックしてみよう
6つ以上当てはまり、6ヵ月以上にわたってしばしば見られる場合は要注意。
自宅での様子に該当事項が多ければ、学校での過ごし方を担任の先生やクラスメートに尋ねてみるとよいだろう。

そわそわ、きょろきょろ・・・注意欠陥タイプ
□勉強や作業などに集中できず、不注意な過ちをおかす。
□課題をしているとき、遊んでいるとき、注意を持続することができない。
□直接話しかけられたとき、聞いていないように見える。
□指示されたことに従えず、勉強や用事、義務をやり遂げることができない。
□課題や活動のやり方を順序立てることができない。
□勉強や宿題など精神的な努力を持続させなければいけないことを嫌う。
□おもちゃ、学校の宿題、鉛筆、本、道具など、必要なものをよくなくす。
□外からの刺激があると、注意がそれる。
□毎日しなくてはいけない活動を忘れてしまう。

うろうろ、せかせか・・・多動性タイプ
□教室などでじっと座っていられず、席を離れてしまう。
□不自然なほど走り回ったり、高い所へ上がったりする。
□静かに遊ぶことができない。
□じっとしていない。または「エンジンで動かされるように」行動する。
□しゃべり過ぎる。
□質問をよく聞かず、いきなり答えてしまう。
□順番を待つことができない。
□会話やゲームに割り込むなど、他人を妨害したり、邪魔したりする。

※ただし、2つのタイプをあわせ持っていることも多い

原因は?
実は、はっきりした原因はよくわかっていない。頭部外傷や脳炎の後遺症との説もあるが、最近では、中枢神経系の成熟障害や機能障害が原因という指摘も。
「基本的な生活習慣を躾けられていない」「愛情不足のため、他人の注意をひこうとしている」といった見方をされがちだが、簡単に決めつけることはできないので、慎重に対応したい。

どうしたらいい?
たいていは年齢とともに落ち着いてくるものなので、過剰な心配は禁物。
また、安易にレッテルを貼ると、子どもの気持ちを傷つけ、自信を失わせてしまうことにもなりかねない。
子どもがどんな「やりにくさ」を抱えているのかしっかり見きわめ、上手に社会生活ができるよう、手助けしてあげることが大切だ

こんなふうに接しよう
こんなふうに接しよう 自分が得意なこと、不得意なことを理解させる

不得意なことだけに目を向けるのではなく、得意なところにも目を向けさせる

一人一人が違っているのは当たりまえ。個性があることはすばらしいことと納得させる

ただ、学習面にあまりに大きな影響があらわれるなど、本人や周囲が困る場合は、早めに専門医に受診させよう。多くの場合、脳波検査やMRI(頭部断層撮影)で検査をしたのち、リタリンなどによる薬物治療がおこなわれる。
また、最近はADHDの子どものためのフリースクールも登場し始めている。 通常の学校に通いづらい場合は、こうした機関を利用するのもよいだろう。

大人のADHDの場合は、社会にうまく適応できないことから悩んだり、うつ状態に陥ることもある。こんなときは専門医を受診したり、自助グループに参加するなどして、問題を克服するのもひとつの手段だ。

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