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耳ではなく、心が聴こえない〜ストレス難聴


聴こえないと感じてしまう
耳の病気ではなく、心の病気

どんな病気? 最近、マスコミでよく取り上げられる「ストレス難聴」。正しくは「心因性難聴」と言う。ストレスが原因で耳が聴こえなくなる病気だ。いや、正確に言えば、「聴こえなくなる」のではなく、「聴こえないと感じてしまう」病気だ。
ストレス難聴にかかっている人の耳を調べてみると、音刺激はきちんと聴覚中枢に達している。にもかかわらず、脳は「聴こえない」と受け止めてしまう。この不思議な現象の背景には、心理的なストレスが大きくはたらいている。

子どもに多いストレス難聴

ストレス難聴が研究されるようになったのは、第二次世界大戦中のこと。多くの米国兵士が難聴に苦しんだことで注目を浴びるようになった。その病気が、現代日本に増えているという。いったいどういうことなのだろう?

ストレス難聴の原因となっているもの ストレス難聴にかかりやすいのは、子どもたち。ある研究によると、ピークは8歳、そして13〜14歳だと言う。これは、小学校、中学校でそれぞれ、人間関係が形成される時期だからだと言われている。どちらかといえば女の子のほうがかかりやすい。学校の聴力検査で異常が発見されることが多いと言う。いずれにしても早期発見が大切。放置すると、授業についてゆけないほど悪化し、補聴器に頼らざるを得なくなる場合もあるからだ。

孤独、喪失、疲労・・・
ストレスにさらされる子どもの環境

なぜ起こる? 子どものストレス難聴の原因は、学校におけるいじめが多いとされている。友達に仲間はずれにされたり、暴力を受けたり、教師に冷たくされるなどの出来事が、心に深い傷を残し、それが難聴という形をとってあらわれるのだ。

また、家庭内不和も大きな原因のひとつ。両親の離婚や母親の不在、核家族化による孤独感などが知らず知らず子どもの心を追い詰めてしまうことがあるようだ。

子どもだけではなく、大人でもストレス難聴に

ストレス難聴の原因となっているもの
ストレス難聴の原因となっているもの
子どもだけではなく、大人でも、日常のストレスからストレス難聴にかかる人も少なくない。親しい人を亡くしたり、失恋したりすると、強い精神的な打撃により耳が聴こえにくくなってしまうことがある。こうした一時的ショックだけではなく、介護など、つねに抱えている問題が原因となることもある。疲労や、睡眠不足がたまっている人も要注意。

ゆっくりと環境を見直そう
どうやって治す? 治療の大切な柱が精神的なケアだ。耳鼻科での検査を続けながら、精神科医、心療内科医、心理療法士などの治療・カウンセリングを受けるとよいだろう。同じ病院の中で連携プレイが可能な総合病院ならより安心だ。


耳ではなく、心が聴こえない〜ストレス難聴 何より大切なのは、ストレスを与える環境を見直すこと。いじめが原因なら、友達や担任の先生に事情を打ち明けるなどして、問題を解決するようにしよう。また、家庭内不和を気にしている場合は、家族同士で話し合い、みんなで病気の改善に努力しよう。

もちろん大人の場合も、ストレスを克服するための手段を考えよう。カウンセラーにかかるのもよいし、思い切って長期休暇をとるのもよいだろう。

周りの人たちも、「どうせ気のせいなのだから」などと病気を甘く見ず、十分な理解をもって見守りたいもの。「聴こえない」と訴えることで、本人が発している「SOS」を、きちんと聴きとって!

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