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知っていると得をする〜お風呂を使った健康法(3)

いよいよ、お風呂健康法の最終回。お風呂健康法のよいところは、いつもの入浴にほんの一工夫で実行できること。忙しいからなんて言わずに、ぜひ試してみよう!

体調不良のときにオススメ〜体に負担をかけない部分浴
入浴時は思っている以上に水圧(静水圧)がかかってくる。肩まで浸かる全身浴は、水圧(静水圧)の影響で、心臓や肺が圧迫されるなど負担がかかる。例えば心臓が弱い人やお年寄り、高血圧の人には負担が大きい。それ以外でも、体調に不安があるときは、部分浴がオススメ。

画像:温泉アイコン 半身浴・腰湯
画像:半身浴・腰湯みぞおちまでの半身浴は、胸がお湯に浸からないので心臓や肺への負担が少ない。長くお湯に浸かり過ぎると、健康な人でも脳貧血を起こしてしまうことがあるが、半身浴ならその心配もなく、じっくり温まることができる。また、腰までの深さに浸かる腰湯は、冷えが原因のさまざまな症状によいと言われる。いずれの場合も、寒いときは肩にタオルなどをかけておくとよいだろう。

オススメの症状・病気
ストレス、高血圧、冷え性、便秘、冷えによる腰痛、痔、更年期障害、胃弱など


画像:温泉アイコン 寝浴
画像:寝浴読んで字のごとく、水中であお向けに寝るように横たわって入浴する方法。水圧があまりかからないうえ、肩までお湯に浸かれる楽しみもある。水にぷかぷか浮かぶこの入り方は、リラックス効果が高いだけでなく、全身を支える筋肉、関節などが一時的に重力から解放される効果もある。

オススメの症状・病気
手術後や外傷後、ストレス、心臓が弱い人、高血圧など


画像:温泉アイコン 足湯・手湯
画像:足湯・手湯お風呂に入れないときにオススメしたいのが足湯。45℃前後くらいの熱めのお湯をバケツやたらいなどに入れて足を浸けておくだけ。お湯が冷めやすいので、途中でお湯を替えるとよい。しばらくすると血行がよくなり、上半身から汗が出てくる。手だけをお湯に浸ける方法も。

オススメの症状・病気
風邪、喘息、狭心症、神経症など
頭痛には、お湯と水に交互に手または足を浸ける温冷交代浴がオススメ(偏頭痛を除く)


一番風呂をマイルドにする入浴剤の効果
よくお年寄りには一番風呂がよくないと言われるが、それはお湯の熱伝導がよすぎて皮膚への刺激が強いから。また体液とお湯の浸透圧が異なるため、体の表面から塩分やカルシウム、脂分、汗、アカなどが染み出し、水分が体に染み込んでくる
しかし、たくさんの人が入ればそれだけお湯が汚れ雑菌も増える。そのジレンマを解決する方法が、入浴剤などの利用。香りでリラックスしたり湯冷めしにくくなるといった効果も期待できるのがうれしい。

■家庭でできる簡単薬湯

ゆずほか柑橘類
画像:ゆずほか柑橘類ゆずやレモン、みかんなど柑橘類の皮に含まれる精油成分には、血行をよくする作用がある。冷え性や冷えが原因で起こる神経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛、そしてリウマチ対策などに。また、ヒビやアカギレなどの肌のトラブル解消にもよい。冬至の日にゆず湯に入るという習慣には、寒い時期の健康法としての意味があったのだ。


酒かすおよび日本酒
画像:酒かすおよび日本酒 酒かすには、老化して弱ったり、酸性状態に陥った肌を矯正して活力を呼び戻すコウジ酸が含まれている。ビタミン類やアミノ酸も豊富。これらの相乗効果により、肌の保湿効果や、血行をよくする作用がある。日本酒にも、新陳代謝を活発にする作用がある。


お酢
画像:お酢お酢を浴槽に入れると、肌のPH度が適度に調整され、肌の状態がよくなる。汚れが落ち、肌のかさつきやかゆみも抑えてくれるので、乾燥肌やアトピーの人などに。特にリンゴ酢は血行促進や血圧低下の作用もあるカリウムの含有量が豊富なのでオススメ。ストレス解消や生理痛対策にも。生理痛の場合はふだんより熱めの温度がよい。


ハーブ(エッセンシャルオイル)
画像:足湯・手湯 最近はアロマセラピーも身近になってきた。リラックスしたいときはラベンダーやカモミール、リフレッシュしたいときはミントなど、気分や体調によって選びたい。有機栽培のハーブや、有機栽培ハーブを使ったエッセンシャルオイルには、薬効も期待できる。



炭
画像:炭炭は無数の穴が開いた多孔体構造をしており、その孔が塩素など水道水に含まれる残留物質を吸着してくれるのでお湯がきれいになる。カルシウムや鉄など炭のミネラル成分がお湯に溶け出す、遠赤外線効果で血行をよくするなどさまざまな薬効がある。冷えや神経痛、肩こり、腰痛などによい。木酢液などを使えば、森林浴気分も味わえるかも。

資料提供 東京都公衆浴場業生活衛生同業組合/日本酒造組合中央会

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